特長

NEC VR現場体感分析ソリューション

現場を具現化した仮想空間で研修や検証を実施できます。危険認知訓練や安全遵守教育、設計検証などの品質向上や効率化に向けた取り組みを支援します。

特長1 リアルな現場再現

センサー連携により、仮想空間に対してインプットすることができます。
他のデバイスと組み合わせることで、フィードバックも可能です。

VRであっても、現場と同じ状況で取り組めるよう、多数のセンサーを連携して「現場環境」「現場作業」を再現いたします。

手で作業
手で作業
ゲームコントローラだけではなく、実際の手や道具を用いても作業できます。
身体状況による判定
身体状況による判定
足場建設のお客様には足を表示、メンテナンス保守で座ったりしゃがんだりが多いお客様には身体負荷・身体衝突の表示など、お客様のご要望に合わせた提案が可能です。
力覚・触覚
力覚・触覚
バイブレータから力覚フィードバックまで、仮想空間内で体感することができます。
視線
視線
頭だけでなく、実際の「目」の動きを捉え、現場観察や動画撮影だけではわからない体験者の挙動を把握し、それをインプットに利用することもできます。
見た目のリアリティ(グラフィック)
見た目のリアリティ(グラフィック)
お客様の方針に合わせたグラフィックリアリティの調整ができます。簡易的な環境から映画並のCGまで、ご要件に合わせた対応が可能です。なお、簡易的な環境であっても、「その場にいるような感覚」を残すことができます。

特長2 問題点やノウハウの定量的な可視化・分析

センサーで得られたビッグデータを解析することで、問題点やノウハウの可視化・抽出をご支援します。

  • 社員ごとの行動パターン比較により、ヒヤリハットを可視化
  • 若手とベテラン社員の作業効率の違いを、数値やグラフで可視化
  • 正しいルールに沿った行動ができたかのチェックや、その行動中の迷いや冷静さなどの評価 など

「Tableau」を用いた身体の動きの可視化例

導入効果

バーチャルリアリティ(VR)技術とモーションセンサー技術を組み合わせ、現場を具現化して研修や検証で活用する他、現実では再現が難しかった作業および体験を仮想空間で代用し、教育効果向上・作業効率向上をご支援いたします。

ご利用可能なデータ

  • 360°全天球カメラで撮影したデータ
  • 3D-CADデータ
  • 3Dスキャンデータ
  • CG制作データ など

すでにお手元にあるデータを活用することも可能です。

作成方法(例) 長所 短所 種別
360°全天球カメラ 市販の全天球カメラで撮影するだけで作成可能。安価で短期間。 立体視もなく、没入感が薄い。 実写ベース
3D-CADデータ 既存の3D-CADデータをVR化するため、コンテンツ作成の手間が不要。 元データがCADであるため、リアリティが薄い。 CGベース
3Dスキャン 現場を奥行き感を残したままスキャンできるため、リアリティがある。 高価なカメラによる撮影または、スキャンサービスの利用が必要。 実写ベース
CG制作 CGを作り込むことにより、映画並みの現場再現が可能。 求めるリアリティによっては高額になる可能性がある。 CGベース
  • 3D-CADのVR化には、CADソフトの種類やCADデータの作り方にも影響するため、事前に検証が必要です。
  • 複数の作成方法を組み合わせることも可能です。(例:部品は3D-CADで、背景は3Dスキャン)
  • 360°カメラのコンテンツは、基本的に「写真」であるため、アニメーションやインタラクションなどの適用はできません。

システム構成例

PC高性能タイプ

  • PCとヘッドマウントディスプレイを接続し利用するシステム構成
  • 自由に動き歩きまわれるだけでなく、道具を使った作業や、手作業をすることが可能
  • ネットワークをつなげたマルチクライアント構成などもご提案可能です。お求めになる環境を事前にご相談ください。なお、マルチクライアントによるリアルタイム処理の場合、十分なネットワーク帯域および安定したネットワーク環境がないと遅延が発生する恐れがあります。
スタンドアロンタイプ ヘッドマウントディスプレイ OS一体型
  • ヘッドマウントディスプレイにOSが内臓されており、PCの接続が不要のシステム構成
  • 無線であるため、自由に動き歩きまわることが可能
スマートフォン簡易タイプ ヘッドマウントディスプレイ スマートフォン装着型
  • スマートフォンをヘッドマウントディスプレイの本体にセットして利用するタイプのシステム構成
  • 360度閲覧をすることが可能。7歳以上のお子様にも体験可能

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