働く環境

インクルージョン&ダイバーシティ

変革を促進するための
成長戦略の一環として、
“Inclusion and Diversity”を
推進しています。

I&D(Inclusion&Diversity)において目指しているのは“知と経験の多様性”の受容であり、属性等だけでなく経験や価値観など、あらゆる多様性を受け入れること、それによって強い組織を作ることを目指しています。それと並行しながら、まだフォーカスすべきジェンダー平等やLGBTQ+等にも取り組んでいます。

*NECグループでは、インクルージョンが発揮されて初めてダイバーシティに価値があることを強調するため、あえてインクルージョンを前に置いています。

D&I AWARD 2024 4年連続で最高位の「ベストワークプレイス」に認定

I&Dの取り組みジェンダー平等

アンコンシャス・バイアスをコントロールし、適時適所適材を

当社では意思決定層の多様化に向け、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に関する研修や次世代の女性リーダー育成研修を実施。2025年度(2026年4月1日)までに女性管理職の比率10%以上を目指しています。

役職別女性比率の推移(単位:%)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
全社員 18.8 19.4 19.6 20.4
M1(役員クラス) 0 0 4.0 5.9
G1/G0(事業部長級) 3.4 3.5 4.7 4.9
G2(部長職相当) 4.9 5.0 6.1 6.9
G3(課長級) 7.2 8.2 9.1 10.7
A1(主任級) 16.5 17.6 18.4 19.6

男性育休の取得促進

多様な働き方の選択肢を整備し、家族のWell-beingのためにも男性育休の取得促進にも注力しています。25年度までに取得率25%、平均取得期間4週間以上を目標にしていましたが、すでにこの目標値は達成しています。
経験者のインタビューや事例等を発信し、また社外有識者を招いてのセミナー等で男性育休の重要性を伝えています。

I&Dの取り組みLGBTQ+に関する取り組み

ありのままを受け入れ、多様な価値観や経験を尊重

性的指向・性自認・性表現に関わらず、すべての社員が本来もつ能力を発揮し、安心して働くことができるよう、LGBTQ+に関する正しい理解を促進する活動を行っています。
映画上映会やキャリアカフェ等のイベント実施、NECグループAllyコミュニティとの連携、当事者との情報交換など積極的に取り組んでいます。
2020年度より、労働協約書および各規程にて「同性婚を含む事実婚」と「法的な婚姻」を同等に扱うかたちに改定しており、多様な家族の在り方を応援しています。

I&Dの取り組み障がい者雇用の促進

環境、キャリア、心のバリアフリーを目指して

障がいを持つ社員が活き活きと働けるよう、環境・キャリア・心のバリアフリーを目指してます。環境面では、音声読み上げソフトやコミュニケーション支援アプリなどの貸出を実施。ビルのバリアフリーや多目的トイレ、本社ビルにはオストメイト対応トイレを完備しています。キャリアの面では自律的にキャリアを描けるよう環境を構築。職場内や必要に応じて顧客に障がいへの理解を促し、円滑なコミュニケーションを図れる環境を整えています。

本社ビルのオストメイト対応トイレ
障がい者雇用率の推移(単位:%)
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
障がい者雇用率 2.27 2.20 2.38 2.63

I&Dの取り組みマルチカルチャーの推進

外国籍社員もイキイキと働ける環境づくり

国籍を問わずバイタリティにあふれポテンシャルの高い人材を、グローバルビジネスの担い手として採用・育成。現在外国籍社員は約1%程度ですが、イキイキと働くことができるように対応しています。「責任ある外国人労働者受入れプラットフォーム(JP-MIRAI)」に入会し、外国籍社員へのサポート体制を強化。マルチカルチャーへの配慮の一環として、本社ビル3階に祈祷室を設置しています。

本社ビルに祈祷室を設置
外国人社員人数(単位:人)
2022年度 2023年度 2024年度
男性 60 66 82
女性 55 63 80
全体 115 129 162

※各年度の4月1日時点

I&Dの取り組み多様なキャリア

キャリア採用者

当社ではさらなる成長力向上のため、多様なキャリアを持つ人材を増員しています。入社したキャリア採用者が少しでも早く当社になじみ、自分らしく活躍できるようさまざまサポートを実施。オンボーディングカリキュラムをはじめ、入社後6ヶ月フォロー、人事メンバーなどによる面談なども行っています。

キャリア採用者定着率(単位:%)
2020年度 2021年度 2022年度
キャリア採用者定着率 89.7 96.5 97.5

若手登用

意思決定層における多様性などの観点から、若手社員のさらなる登用や抜擢を行い、年齢に関わらない活躍の場を提供。若手推薦枠を設定し、その一方で公正な絶対評価の基準で昇格試験を実施しています。

シニア活躍

当社では、60歳の定年以降、最大70歳までの雇用延長制度があります。キャリアチャレンジ制度のもと、65歳未満まで、キャリアチャレンジ準備支援金や能力開発研修費補助などを受けて、ご自身のキャリアに合った準備、選択をすることができます。

※掲載のデータは、以下2024年6月28日発行の「人的資本レポート」に詳しく掲載しています。データ篇はこちら。