フォーネスビジュアス: サステナビリティ事例 | NECソリューションイノベータ
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Sustainability Report 2021

フォーネスビジュアス

デジタルヘルスケアサービスで、
誰も病気にならない未来をつくる。
「絶対できる」と信じている。

フォーネスライフ株式会社
代表取締役CEO
江川 尚人
Health Care
【フォーネスライフ株式会社】
NECグループのヘルスケア事業からスピンオフして2020年4月に誕生したベンチャー企業。「国民の健康寿命を延伸し、健康社会を実現すること」をミッションに掲げ、自社の定年も平均寿命に設定。社名の語源は“命の声”のギリシャ語(Fones tis zois)と英語(Voice of Life)。

命の声に耳を傾け、
未来のリスクを可視化する。

デジタルヘルスケアサービス『フォーネスビジュアス』は、私たちフォーネスライフが予防医療推進のため世に出した、ヘルスケア事業の第一弾です。一般的な血液検査との違いは、血中にある約7,000種類のタンパク質を分析すること。タンパク質は日々の生活習慣などで変化するいわば「命の声」。現在の身体の状態が正確にわかり、「検査日より4年以内に脳卒中や心筋梗塞になる確率が80%」といった具体的な予測ができるのです。

また、採血による検査だけでなく、保健師や管理栄養士などの専門スタッフとAIが生活改善を提案するのもポイントです。たとえば内臓脂肪が多く、アルコールの影響を受けている人なら「お酒の2本に1本をノンアルコールにするか、酒量はそのままで30分のウォーキングからはじめるか」など、最初の取り組みとしてはじめやすい選択肢を提示します。

採血による検査とICTを組み合わせて、行動変容にまで踏み込んでいるのが画期的だと自負しています。

企業・団体向けサブスクモデル(導入後イメージ)
  • 健康診断を実施して、従業員の健康状態をAIで分析し、将来を予測

  • 検査や改善が必要と思われる人を対象に医療機関で問診、採血

  • 検査結果を受領、必要に応じて医師による診察

  • 専門スタッフとの健康相談、生活習慣改善メニューの提案を受ける

  • 専用アプリを活用した生活習慣改善メニューの実践

  • 生活習慣の改善状況の確認、再提案を受ける

フォーネスビジュアス

数滴の血液から約7,000種類のタンパク質を分析する米国SomaLogic社の技術を活用した、日本初の検査サービス。心筋梗塞や脳卒中など心血管、脳血管疾患の4年以内の疾病リスクを細かく可視化。健康相談サービスやアプリによって一人ひとりに合った改善策を提案し、行動変容へ導く。2021年10月、企業・団体向けにも支援サービスを開始。

寿命と健康寿命の差をゼロに近づける、
新しいかたちの健康診断。

近年、「寿命と健康寿命の差」が社会課題であることに多くの人が気づきはじめました。人々が未来の健康状態を知り、病気を未然に防ぐことができれば、より自分らしく生きられる社会になるのではないでしょうか。健康意識の変化は企業も同様で、数年前からワークライフバランスが重要視されています。健康経営に力を入れている企業にまずは導入してもらい、将来的には既存の健康診断に置き換わるものにしていきたいと考えています。

私がNECソリューションイノベータ在籍時に、さまざまな新規事業を支援してきた視点で『フォーネスビジュアス』を評価してみても、本当に世の中を変えられるサービスになっていると思います。

今、自分の前に「誰も病気にならない世界」を実現するための技術やリソースが存在する。世界の誰もが望むものを、実現できるチャンスを絶対に逃したくない。その未来のために人生のすべてをかけてやるんだ。そう本気で思っています。