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NECソリューションイノベータの人物像分析システム「FieldAnalyst for Gate」等が、九州大学による実証実験「ICT等を活用したまちの賑わい分析」に採用

~ AIカメラによる画像認識で街の人流分析を支援 ~

2022年3月30日
NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータの人物像分析システム「FieldAnalyst for Gate」(注1)等が、九州大学ICT行動変容ユニットおよび九州大学持続的共進化地域創成拠点(以下、九州大学)が実施する実証実験「ICT等を活用したまちの賑わい分析」に採用されました。

本実証実験およびシステム等の役割について

  1. 本実証実験について

    本実証実験は、九州大学が推進する、まちの「あんしん・あんぜん」および「賑わいの創出」にかかる都市サービスの社会実装に向けて、本年4月より、福岡市繁華街においてカメラ映像を利活用した人流分析を行い、気象データやイベント情報等と組み合わせることで、様々な要素が売上に与える影響を分析するものです。
    本実証実験の詳細は、九州大学のプレスリリースをご参照ください。


    実証実験のイメージ

     

  2. システム等の役割について

    本実証実験で採用されたシステムおよびプラットフォームは、以下のとおりです。

    (1) 画像による人物像分析システム「FieldAnalyst for Gate」
    対象エリアの10カ所にAIカメラを設置し、カメラ画像からリアルタイムに人流および人物の属性(年齢・性別)の分析を行います。なお、撮影したカメラ画像は、分析後に即時削除するため、本実証実験が目指すプライバシーに配慮したプロファイリング技術として活用されます。
    「FieldAnalyst for Gate」を搭載したPC機器・カメラの設置イメージ

    (2) データ利活用プラットフォーム「NEC エリアデータ連携基盤」(注2)
    オープンデータの公開支援機能を備えた、自治体・地域向けの本プラットフォームに「FieldAnalyst for Gate」で分析したデータを集約することで、属性付き人流データのオープンデータ化の他、APIによる他サービスとの連携機能により、気象データやイベント情報等の集約も可能となります。

    (3) データ分析プラットフォーム「Tableau」(注3)
    「NEC エリアデータ連携基盤」に集約したデータをもとに、九州大学が研究開発を進めてきた賑わい指標によるデータ分析を支援します。

個人情報・プライバシーへの配慮について

本実証実験に採用された「FieldAnalyst for Gate」は、画像から自動で人物、顔を検出し、年齢・性別などの属性情報を推定していますが、カメラ画像を録画せず、分析結果のデータのみ保存しています。経済産業省「カメラ画像利活用ガイドブックver2.0」に則り、個人情報の取り扱いには十分に配慮し、個人を特定できない「属性情報」データのみを分析の対象としています。

また、撮影された来訪者のカメラ画像は、九州大学が制定する下記URLに示すプライバシーポリシーに従い、適切に取り扱われます。解析により得られた統計情報(個人情報なし)は、九州大学と九州先端科学技術研究所(ISIT)が共同で管理するサーバに送信され、オープンデータ化して二次利用されます。

これまで当社は、地域および自治体へのさまざまなスマートシティソリューション(注4)の提供を通じて、豊かな暮らしやまちの活性化、行政の改革など、それぞれの地域が目指す取り組みを支援してきました。今後も、多彩なサービスやソリューションによって、持続可能なより良いまちづくりに貢献していきます。

以上

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本件に関するお客さまからのお問い合わせ先

NECソリューションイノベータ デジタルソリューション事業部
E-Mail:fa-sale@nes.jp.nec.com