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Well-being Initiative参画企業、SWGs宣言を共同発表

~ 人・社会・地球の調和による持続可能なウェルビーイングの未来をめざして ~

2025年10月6日
NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータ株式会社は、Well-being Initiativeの参画企業として2030年に目標期限を迎えるSDGsの次なる国際アジェンダとして、「SWGs(Sustainable Well-being Goals)」宣言を策定し、本日参画企業と共同で発表しました。 SWGsは「人」「社会」「地球」が調和し、正の遺産を次世代に残すことをめざす未来志向のゴールです。本宣言では、人・社会・地球の主要領域におけるウェルビーイングの方向性を提示し、大阪・関西万博のテーマウィーク「SDGs+Beyond いのち輝く未来社会」に合わせて万博会場内で開催された「第7回日経Well-beingシンポジウム」にて発表しました。

「SWGs(Sustainable Well-being Goals)」宣言について

SWGs(Sustainable Well-being Goals)は、SDGsの次なる国際アジェンダ候補として、2030年以降を見据えたビジョンです。「人」「社会」「地球」の三位一体の調和を重視し、「負の遺産を残さない」から「正の遺産を創り出す」 ことへの転換を目指します。本宣言は、参画企業が共同で採択し、「流域」や「FR(Future Generations Relations)」といった新しい視点も取り入れ、日本発の国際的なアジェンダ創出をリードしていくことを目指します。

※ 以下SWGs宣言の一部抜粋

SWGsによる価値創出

人のウェルビーイング:現役世代だけではなく、将来世代もふくめて、主観的にも客観的にも充実した状態
社会のウェルビーイング: 地域固有の文化や経済が尊重され、活力があり、平和な状態
地球のウェルビーイング: 環境保全・再生と自然との共生を基軸にした持続可能な状態

SWGs宣言の全文は以下で公開

賛同者一覧

  • アサヒ飲料 米女 太一 代表取締役社長
  • 味の素 佐々木 達哉 取締役執行役専務 (コーポレート本部長)
  • EY Japan 永吉 正郎 チーフ・タレント・アンド・ウェルビーイング・オフィサー
  • 江崎グリコ 上野 理恵 執行役員 サステナビリティ戦略室室長
  • NECソリューションイノベータ 石井 力 取締役 会長
  • MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 舩曵 真一郎 取締役社長 グループCEO
  • 住友生命保険 高田 幸徳 取締役 代表執行役社長
  • 東京きらぼしフィナンシャルグループ 渡邊 壽信 代表取締役社長 グループCEO
  • TOPPANホールディングス 坂井 和則 取締役副社長執行役員 CHRO
  • 豊田合成 宮﨑 直樹 取締役会長
  • 日清食品ホールディングス 後野 和弘 執行役員 フューチャーフード担当 博士(工学)
  • 日本航空 斎藤 祐二 代表取締役副社長執行役員・グループCFO
  • 日本たばこ産業 妹川 久人 執行役員 Chief Sustainability Officer
  • パーソルホールディングス 和田 孝雄 代表取締役社長 CEO
  • 丸井グループ 青井 浩 代表取締役社長 CEO
  • 三井住友トラストグループ 高倉 透 取締役執行役社長
  • 森永乳業 大貫 陽一 代表取締役社長 ほか

有識者からのコメント

鈴木 寛 氏(東京大学公共政策大学院教授 兼 ウェルビーイング研究ユニット代表)

国連が掲げたSDGs2030年がターゲットで、その次をどうすべきか?まさにBeyond SDGsの議論が世界中で本格化するのに先駆けて、大阪・関西万博から世界に発信されたSWGs宣言は、今後の地球史・世界文明史に大きなインパクトを与えるであろう。
仏のサルコジ元大統領がノーベル賞学者らを招聘し、提唱した「Beyond GDP」の考え方が、OECDBLIBetter Life Index)、国連のWorld Happiness ReportSummit of The Futureなどに引き継がれ、そうした流れに呼応して、すでに日本においては、中央・地方政府がWellbeing を最重要政策目標として掲げ、GDPと並ぶ社会指標としてGDWGross Domestic Wellbeing)の調査と公表を学会が主導し、企業・産業界が経営やビジネス展開のなかでSWGsを強力かつ広範に具体化してきている。こうした産学官が和をもって未来を共創している姿を世界中に示し、今後は、未来世代とも連帯・協働し、希望に溢れたWellbeingな地球と社会を響創する、こうした活動を本格的に始動していくのが、このSWGs宣言である。

蟹江 憲史 氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授 SFC研究所xSDG・ラボ代表 Keio STAR 副所長)

今回宣言されたSWGsの考え方には、人類が持続可能な形で生き続けるためにとても大事なことが盛り込まれていると思います。そこには人間が持続可能に生きるための考え方だけではなく、生物としての人間が地球上で生き続けていくための視点も盛り込まれています。
まずは日本の中で、多くの人が共有できる価値としての認識が高まれば、それを国際的にも発信していけるでしょう。社会システムが大きく変わろうとしている現在、将来何をめざすのか、明確なビジョンを持つことが大事になっています。丁度現在、2030年を超えた50年後、あるいは2100年を視野に入れた社会のあり方を考える「ビヨンドSDGsプロジェクト」を始めました。ぜひこれからSWGsの考え方も含め、議論を活性化できればと思います。

「SWGs」宣言の発出に向けた活動について

各社経営陣が集い、調印式を実施

「SWGs」宣言の発出に向け、 2025年10月2日に参画企業各社の経営層が参加するミーティングをホテルニューオータニにて開催しました。ウェルビーイングの最新動向を踏まえ、将来に向けたビジョンの共有と、参加者による調印を行いました。

新聞広告にて発表

2025年10月6日(月)の日本経済新聞・朝刊の新聞広告にて、「SWGs」宣言について発表しました。

日本版Well-being Initiativeについて

「日本版Well-being Initiative」は、株式会社日本経済新聞社と株式会社電通が主宰し、公益財団法人Well-being for Planet Earthおよび有志の企業や有識者・団体等と連携し2021年3月に立ち上げた企業コンソーシアムです。 本イニシアチブでは、Well-being(実感としての豊かさ)を測定する新指標開発やウェルビーイング経営の推進、政府・国際機関への提言、Well-beingをSDGsに続く世界的な政策目標に掲げることを目指しています。

日本版Well-being Initiativeオフィシャルサイト:

以上