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学会・研究成果発表
日本睡眠学会第44回定期学術集会のシンポジウムにて、
当社の睡眠研究の講演をいたしました
不眠障害治療のStepped careと、CBT-Iアプリケーション
DATE:2019.06.28
研究テーマ:睡眠日誌
去る2019年6月28日、名古屋で開催された日本睡眠学会第44回学術総会にて、「Stepped careを見据えた不眠障害治療の最前線」というシンポジウムにお声かけいただきまして、当社の睡眠研究について講演を行いました。
日本睡眠学会につきましては、その名の通り、日本で一番有名な睡眠関係の学会ですので、説明の必要などは無いと思います。このような学会に呼んでいただけるようになったのは、とても嬉しく思います。会場では先生と呼ばれることが多かったのですが、個人的にはこの体験は学生の頃に母校に化学の先生として教育実習に行ったとき以来という気がいたします。皆さん元気にしていますかね。

今回のシンポジウムのテーマはStepped careということで、不眠障害治療における段階的なケアについてのセッションでした。当社の活動はCBT-Iをシステム化・アプリケーション化して、広く多くの方々が簡単にアクセス可能な睡眠習慣改善のセルフケアツールを開発し、役立てていただくことが基本的な考え方です。Stepped careの観点では、専門家による問診の前段階になります。そこで、今回の発表では、当社の睡眠に関する研究開発の成果を紹介しつつ、現在のCBT-Iツールで出来ていること(アプリを使うだけで睡眠の状態が改善するデータが出ている)や、今後の課題となるところ(複雑な事例には対応できない。など)という辺りについてお話させていただきました。
発表の内容は概ね好評であったようで、発表終了後にたくさんの方と個別にお話をさせていただくことが出来た他、会場を出た後も色々な方からお声かけいただきました。そこまで広い会場ではなかった気がするのですが、皆様どこでご覧になられたのでしょうか…。
しかし、今年は何かと私たちに関連する学会が名古屋に集中しています。5月の産業衛生学会に続いての今回の日本睡眠学会。8月には日本認知・行動療法学会第45回大会があります。今年の日本認知・行動療法学会では当社からは睡眠の研究発表ではないのですが、CBT関連研究プロジェクトである育児支援研究についての研究発表を実施する予定です。お越しになった際は、是非お立ち寄りください!
担当者紹介
研究テーマ:不眠改善支援
担当者:秋冨 穣
コメント:DNA配列解析からアワビの世話までやっている睡眠担当です。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーションラボラトリ cft-sleep-contact@nes.jp.nec.com
