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学会・研究成果発表

HAIシンポジウム2022にて、
Augmented Humanの研究テーマである代理存在の研究成果をポスター発表しました

人の制約から解放するための代理存在

DATE:2022.04.27
研究テーマ:Augmented Human

3月2日、3日に開催されたHAIシンポジウム2022にて、Augmented Humanの研究テーマである代理存在の研究について発表しました。
本研究における代理存在とは、Robotic Process Automation(RPA)などの自動化とは異なり、特定の個人の性格やスキル、価値観を学習し再現できる人工エージェントのことです。

本研究は、new window日本大学大澤研究室との共同研究成果になります。大澤研究室が保有する他者モデル技術を用いて、代理存在のアーキテクチャを設計しております。

今回の研究発表では、働く人を人の制約から解放する足掛かりとして、個人の代わりを務める代理存在の工学実装の枠組みを提案しました。その枠組みの初期検討として、オープンキャンパスにおけるツアーガイドの代理存在と会話するインタフェースを設計しました。インタフェースを利用した代理存在に対するユーザの印象評価の結果から、代理存在を実現する上で必要な課題を発見しました。今後は発見された課題を加味して代理存在を実現していきたいと考えております。

学会HP(HAIシンポジウム2022 発表番号P-24):new windowhttps://hai-conference.net/symp2022/proceedings/html/paper/paper-P-24.html

また、今回の学会は現地参加とオンライン参加のハイブリット開催で実施されました。ポスターはオンラインで発表であったため、現地へいって顔を合わせて議論はできませんでしたが、ここ数年のオンライン会議の発展と慣れによって、オンラインでも十分に熱い議論ができました。
今後も、働きやすい社会を支えるために必要な新技術創出を目指して研究していきます。

担当者紹介

研究テーマ:よい関係性を築き上げるためのインタラクション研究
担当者:佐々木 康輔
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 デザイン・ラボ第一G
ha-contact@nes.jp.nec.com