サイト内の現在位置
学会・研究成果発表
第1回唾液ケア研究会学術集会で唾液sIgA簡易測定器の技術展示をしました
DATE:2022.12.23
研究テーマ:バイオセンシング
デザイン・ラボ、バイオセンシングでは、唾液で体調を手軽に計測でき、体調管理をサポートできる社会の実現を目指して研究開発を行っています。
この度、唾液sIgAを簡易に検出できる測定システムを株式会社イムノセンスと共同開発[1]し、弊社パブリック事業ラインデジタルヘルスケア事業推進室と連携して、唾液ケア研究会学術集会[2]でプロトタイプの技術展示を行いました。



唾液中のsIgAは唾液腺の細胞で作られるIgA抗体に分泌成分が結合したもので、粘膜免疫やストレスの指標です。通常、唾液sIgAを測定するには高額な測定キット、研究室にあるような大きな測定機器を必要とし、結果が出るまでに数時間かかりますが、今回開発した簡易測定器は誰でも簡単に約15分で測定できます。簡単に測定できるという面から、研究用途だけではなく、一般消費者の日常生活における体調管理サポートとして活用可能ではないかと考えています。
多くの方々にプロトタイプを触っていただきながら、どのようなシーンでお使いになりたいか等お話を伺うことができました。弊社では、2023年度中の実用化を目指して、唾液sIgA簡易測定器の事業化検討も進めております。多くの人々が本システムを用いて、自身で健康を維持できる社会の実現を目指していきます。
担当者紹介
研究テーマ:バイオセンシングの研究開発
担当者:藤田 智子
コメント:唾液を用いて手軽に体調を可視化でき、体調管理をサポートする社会を創りたいです。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーション推進本部 デザイン・ラボ2
bio-contact@nes.jp.nec.com
ご興味がありましたら、バイオセンシングの紹介サイトもご覧ください。
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/rd/thema/biosensing/index.html
