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当社の睡眠研究の取り組みが、日経BP「Beyond Health」に掲載されました
『睡眠日誌アプリ』から見えるスリープテックの未来
DATE:2019.06.27
研究テーマ:睡眠日誌
去る2019年6月27日、日経BP社のBeyond Healthに、当社の睡眠研究について取材していただいた記事が掲載されました。
『睡眠日誌アプリ』から見えるスリープテックの未来
Beyond Health誌は、「健康であること」を超えた新たな価値の創造を目指すウェブメディアとのことで、最近立ち上がった新しい媒体です。ヘルスケア分野のニュースに関心のある方には、興味深い記事が多数あるのではないかと思います。個人的にも楽しく拝見しています。と、一人の読者として個人的に楽しんでいたところ、まさかここから取材していただく流れになるとは思いもよりませんでした。大変光栄です!

本記事は「岡島義が探る「スリープテック」の近未来」という、東京家政大学の岡島義准教授をガイドにスリープテックの研究・開発の動向を紹介していく企画の第一回とのことで、私と岡島先生の対談の形で記事にしていただきました。
お話させていただいた内容は主に当社の睡眠に関する研究開発についての内容で、特に、私たちが保有しているツールである「睡眠日誌アプリ」と「睡眠習慣改善アプリ」の二つのアプリケーションの話が中心でした。詳しくは是非、元の記事を読んでいただきたいのですが、無償で公開している睡眠日誌アプリについては、自主的に睡眠の知識を学び、習慣を正していくというセルフコントロールの獲得をサポートしているという話と、それによって睡眠の状態が改善しているユーザーが一定数いらっしゃるという話。睡眠習慣改善アプリについては、ランダム化比較試験で効果をあることを実証したという話と、二週間のプログラムながら、一ヵ月後、三ヵ月後の方がより効果が高いという話をさせていただきました。
睡眠日誌アプリにつきましては、あちこちの学会で度々研究成果を発表していることもあり、比較的ご存知の方が多いと思います。睡眠習慣改善アプリは、2017年から、実証実験を実施しておりまして、2018年12月の日本行動医学会にてランダム化比較試験の結果を報告し、優秀演題賞を受賞しています。不眠に関する尺度の他、仕事への支障度の尺度、生産性の尺度などについて改善効果が認められたため、企業での健康増進と生産性向上にお役立ていただくことを目指しています。これから展示会などで紹介させていただく機会が増えると思いますので、どこかで見かけたら是非お声かけください。
今後とも、先進的な取り組みとしてメディアで取り上げていただけるような研究開発を推進し、皆様の生活に役立てていただきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
担当者紹介
研究テーマ:不眠改善支援
担当者:秋冨 穣
コメント:DNA配列解析からアワビの世話までやっている睡眠担当です。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーションラボラトリ cft-sleep-contact@nes.jp.nec.com
