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KubeCon+CloudNativeCon Japan 2025
DATE:2025.8.1
2025年6月16日(月)から17日(火)にかけてヒルトンお台場東京で開催されたKubeCon + Cloud Native Con Japan 2025 は、国内初の国際クラウドネイティブカンファレンスとして、国内外から1,500名ものエンジニア、OSSリーダー、企業ユーザーが一堂に会する歴史的イベントとなり、大成功のうちに幕を閉じました。
キーノートでの紹介と展示ブース
本ベントのキーノートセッションでは当社の武藤周、稲生章人が日本のTop10 Kubernetesコントリビュータとして紹介され、さらにCloud Native Computing Foundation(CNCF) Ambassador、Cloud Native Community Japan(CNCJ)、そしてKubernetes Upstream Training Japan(KUTJ)としての活動を通じた当社のオープンソースへの取り組みは、さまざまな場面で高く評価され、当社のOSSコミュニティへの貢献が改めて認識される機会となりました。

また、当社はシルバースポンサーとして展示ブースを設け、オープンソース文化を体現するグローバルプレイヤーとして多岐にわたる内容を紹介しました。具体的には、複雑な法令を容易に確認できるクラウドネイティブAIソリューション、OSSコミュニティ活動の取り組み、研究・開発組織イノベーションラボラトリの紹介、さらにはエンジニアの中途採用情報に関する情報を提供しました。
ブースには国内外から多くの方々が来場され、AIやOSSの「今」そして「未来」について活発な意見交換が交わされました。来場皆様からは頂いた多岐にわたるご質問やコメントは、私たちの技術や活動に非常に対する高い関心を実感する貴重な機会となりました。

異文化を結ぶ架け橋:Kubernetes Upstream Training Japan(KUTJ)
今回のイベントでは、「Bridging Cultures: Kubernetes Upstream Training and Japan's Open Source Journey」と題されたパネルディスカッションも開催されました。このディスカッションには、KUTJのインストラクターを務める当社のカイ シイと武藤 周が登壇しました。
2019年に活動を開始したKubernetes Upstream Training Japan は、これまで14回のトレーニングを開催し、延べ380人以上の受講者を迎え、オープンソースの世界に踏み出す人々を支援し、Kubernetesコミュニティへの貢献を始める上で非常に有効な入り口となっています。
KUTJは単なる技術トレーニングを提供するだけでなく、オープンソース活動における主な障壁「英語でのコミュニケーション」「技術知識の不足」「人脈の構築」といった課題克服をサポートしています。また、受講者同士の仲間づくりを後押しするなど、参加者に多岐にわたる好影響をもたらし、まさに異文化を結ぶ架け橋としての役割を果たしてきました。ディスカッションでは、これらの価値ある活動を今後も持続的に運営・成長させるために必要な取り組みについて、具体的なアイデアが交わされ、日本のオープンソースコミュニティのさらなる発展への貢献が確認されました。

イベントを終えて
今回のイベントは、単に多くの参加者にご来場いただいただけでなく、多様なバックグラウンドを持つ熱意ある人々が活発な議論を交わし、会場は終始、圧倒的な熱気に包まれました。
私たちもコミュニティの情熱に触れ、刺激を受け、今後の活動の原動力となる素晴らしい体験を得られました。この貴重な経験を活かし、私たちはこれからもオープンソースへの貢献を通じてオープンイノベーションを積極的に推進していきます。そして、異なる知見や文化を結びつけるオープンソース文化の橋渡し役として、その発展に尽力してまいります。

担当者紹介
担当者:武藤 周
コメント:Kubernetes Dashboardのメンテナー、Cloud Native Community Japanのオーガナイザー、CNCF Ambassadorなど、オープンソースコミュニティでコントリビューション、および企業におけるオープンソース戦略を研究しています。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーションラボラトリ
ilab-event@nes.jp.nec.com
