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ARCH(虎ノ門ヒルズ インキュベーションセンター)のランチ会に、問いがひらく未来「答えを出さないAI」で登壇しました
DATE:2026.1.28
ARCH(虎ノ門ヒルズ インキュベーションセンター)[1]で定期的に開催されているランチ会に、私たちは2025年度2回目となる登壇の機会を得て参加しました。
今回は、人に答えを示すのではなく、問いを通じて考えを深める──答えを出さないAIをテーマにお話ししました。
冒頭では前回に引き続き、私たちの取り組みを伝えるために、イノベーションラボラトリ所長の福井が、イノベーションラボラトリの取り組みやスタンスを説明しました。
その上で私たちは、「AIは人の思考や成長に、どのように寄り添えるのか」という問いを参加者と共有し、答えを出さないAIというアプローチについて話を進めました。

「答えがない」学びに、私たちはどう向き合うか
今回私たちが紹介した答えを出さないAIは、高校で必修化された「総合的な探究の時間」の現場での活用を想定しています。
「総合的な探究の時間」では、生徒自身が問いを立て、調査・分析・考察を重ねながら、自分なりの答えを見いだしていきます。
一方で私たちは、現場で次のような声が多く聞かれていることを共有しました。
- 何を探究すればよいかわからない
- 問いの立て方がわからない
- 考えを深める方法がわからない
教員も、生徒一人ひとりに伴走したいと考えています。しかし現実には、人数や時間の制約があり、十分な支援が難しい状況があります。
私たちは、こうした課題を前提に議論を進めました。
私たちが選んだのは「答えを出さない」という設計
こうした課題に対して、私たちは答えを出さないAIというアプローチを提示しました。
このAIは、正解や結論を示しません。代わりに、
- なぜそう考えたのか
- 別の見方はないか
- 本当に大切にしたいことは何か
といった問いを投げかけ、考えるプロセスそのものを支えます。
私たちは、AIが「教える存在」や「評価する存在」になるのではなく、人が考え続けるための対話の相手になることを目指している点を強調しました。
「寄り添うAI」という考え方を、思考の領域へ
これまで私たちは、AIが人の状況や文脈を理解し、一人ひとりに寄り添う存在であることを目指してきました。
今回のランチ会では、その考え方をさらに広げ、思考や内省といった人の内面に寄り添う形でも展開できることを、答えを出さないAIの事例を通して示しました。
人に代わって判断するのではなく、人の思考を支え、成長を後押しする。
私たちは、そんなAIのあり方を具体的な形として提示しました。
人が考え続けるために、私たちはAIをつくる
AIが高度化するほど、「すぐに答えを得られる」環境は当たり前になっていきます。
その一方で、自分で問いを立て、考え、言葉にする力の重要性は、ますます高まっています。
私たちは、答えを出さないAIを、人の思考を奪う存在ではなく、人が考え続けるために寄り添う存在として位置づけています。
ARCHという場での対話を通じて、私たちは「寄り添うAI」という思想が、次のフェーズへ進み始めていることを改めて確認しました。
関連記事:
前回のランチ会で紹介した取り組み
本年度最初の登壇では、「一人ひとりに寄り添い、信頼されるAI」という考え方をテーマにお話ししました。その様子は、以下の記事で紹介しています。
ARCH Toranomon Hillsランチ会で「AmI技術」を紹介!“一人ひとりに寄り添う信頼の技術”が描く新しい日常
担当者紹介
担当者:古賀 慶太
コメント:イノベーションラボラトリのブランディングを担当しています。「ヒトを知り、ひとの可能性を広げる、人間中心ラボ(ひとちゅーラボ)」は、人間理解と先端技術を強みにヒトが輝く明日を創っていきます。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーションラボラトリ
ilab-event@nes.jp.nec.com

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