サイト内の現在位置

未来のエンジニアを応援

DCON2023最優秀賞の大島商船高専の皆さんを招いた技術交流イベント

次世代のエンジニアに可能性を見出し、活躍をサポートしたい――。 1万人以上のエンジニアが集うNECソリューションイノベータは、「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON)」を応援しています。DCONは、高専生の皆さんが日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテストです。

9月4日には、DCON2023で「最優秀賞」と「NECソリューションイノベータ賞」をダブル受賞した山口県の大島商船高等専門学校(以下、大島商船高専)の皆さんを本社にお招きし、社員との技術交流イベントを行いました。

大島商船高専の皆さんからは、DCONへの出品作品を紹介。作品名は「Smart Searcher NEO」。水中ドローンとAIを使って養殖の鯛で成長が良くない個体を判別し、優先して餌を与えるシステムです。地元産業である漁業の課題に向き合うことで着想を得たアイデアはもちろんのこと、CGを駆使したプレゼン、社員からのディープラーニングに関する専門的な質問への受け答えには、社員も驚き、大きな刺激を受けました。

北風教授から大島商船高専についてご紹介
DCONで発表を担当した3人
NECソリューションイノベータCTO(Chief Technology Officer)の塩谷とLLM(※)についてのセッション
※LLM:Large Language Models 大規模言語モデル
社長の石井より「NECソリューションイノベータ賞」の副賞をお渡し

DCONへの参加を通じて

最優秀賞の感想として、「安堵。みんながかなりがんばってくれた。純粋に楽しかった」と話すのは、リーダーとしてチームを牽引した日高さん。「うれしいよりも安心した」と皆さんも口々に。各自がそれぞれ異なる役割を果たす必要があり、プレッシャーを感じながらの活動だったようです。

社員も驚いたプレゼンのCGは初﨑さんが担当。「本番は登壇したメンバーの顔つきが全然違っていて、これはいけるかも、と思った」とのこと。

「お金のことを1円単位で考え、マネタイズの難しさを学んだ」とは、ビジネスモデルを担当した成田さん。「学生とは異なる視点でのメンターからのアドバイスが役立った」(岡村さん)そうです。

今後に向けては、「DCONは自分の進路に影響を与える体験だった。会社を作って、世界にインパクトを残したい」という決意の日高さん。

また、今回の出品作品の元となったアイデア「ドローンで海洋ゴミの位置を把握し、回収作業の大幅な効率化を図るしくみも実現したい」(河村さん)と、さらなる地域課題の解決にも目を向けています。

NECソリューションイノベータを訪問して

NECソリューションイノベータでは、ここ数年、社員のより柔軟な働き方を進める中で、リアルなコミュニケーションを促進する場として、魅力的なオフィス作りに取り組んでいます。
企業のオフィスには初めて入ったという大島商船高専の皆さん。「雰囲気がいわゆる会社っぽくない。気軽に来られそう」「座る席が決まっていない(フリーアドレス)のは、仕事に縛られない感じがよいかも」 と感想を話してくれました。

NECソリューションイノベータは、高専生の採用にも積極的に取り組んでいます。DCONには社員がアドバイザーの一人として関わっており、これからもDCONを応援していきます。

社員と一緒に

<関連リンク>

UPDATE:2023.12.13