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部門を超えたコラボでクラウドの過去・現在・未来を学ぶ

見て聞いて触って知る。
「サーバー解体ショー」

NECソリューションイノベータでは、技術力向上やスキルアップを目指して、社員が自主的に多種多様な勉強会を開催しています。クラウド環境が普及し、「物理サーバー(ハードウェア)に触ったこともない」という若手社員が増えてきている今、若手を対象にユニークな勉強会が開催されました。システム基盤ソリューション事業部の「サーバー解体ショー」とプラットフォームサービス事業部の「クラウド“だけじゃない”ライトニングトーク」のコラボレーション企画です。

当時の価格で総額1,000万円超のサーバーを実際に解体

コラボイベント前半の「サーバー解体ショー」では、過去に実際に使用されていたサーバー5台を、システム基盤ソリューション事業部メンバーのサポートのもと、参加者自らの手で解体していきました。廃棄予定とはいえ、サーバーの販売当時の価格は総額1,000万円を超える高額なもの。それらを解体しながら「冗長性を実現する工夫はどこか?」「故障しやすいパーツはどうなっているか?」「CPUの冷却方法は?」など、実際に目にしなければわからないサーバーの構造について見て触れて体験していきます。

「私たちの仕事はクラウドによって画面やボタンで動く世界になりました。普段目にする機会はありませんが、サーバーが物理的にどうなっているのか、なぜそうなっているのか、その本質が理解できれば、自信をもってお客様にも説明ができるようになるはずです」(システム基盤ソリューション事業部  大原 正隆)。

サーバーを自らの手で解体する「サーバー解体ショー」。

ライトニングトークで、クラウドの現在から未来を学ぶ

後半の「クラウド“だけじゃない”ライトニングトーク」では、まず「クラウドの中身も解体してみました」という流れで、クラウド上の仮想サーバーの構造がどうなっているのか、インフラの構造を解説し、使用されているハードウェアの面からクラウドの進化を「解体」していきます。さらにクラウドを使ったDX事例の紹介に続き、11月にラスベガスで行われた大規模カンファレンスに参加した社員から、そこで体感した最新技術動向が共有されました。ライトニングトークは2023年5月からクラウドをテーマに情報共有や交流を図るコミュニティイベントとして毎月実施しています。企画や運営を取り仕切るのはプラットフォームサービス事業部の櫻井将一郎。
「今では、『クラウド』だけではなく、日ごろ技術者として学んだことをアウトプットし、シェアしています。仲間の発信から気づきやさまざまな知識を得て、参加者全員がマルチスキルの資質を養う場として活用してもらうことを目指しています」(櫻井)。

ライトニングトークではクラウドの進化をハード面から解体

「自ら動いて面白いことをする」 それを見せたくて実現したコラボ

今回のコラボレーションイベントは、櫻井が社内の施設予約のシステムで見かけた「サーバー解体ショー」の文字に興味を持ち、偶然、ある懇親会で大原に出会ったことがきっかけです。懇親会翌日には大原が「解体ショーに興味があるなら、プラットフォームサービス事業部のイベントに出張します!」と声をかけ、そこからはトントン拍子に話が進みました。

「ライトニングトークは、自分たちが習得した知識をアウトプットしてシェアする場。今回、『サーバー解体ショー』とコラボしたことで、サーバーの中身を初めて目にする若手に、知る・見る・触るという実体験を通して技術をインプットする場を提供できました。両者がコラボすることで、インプットとアウトプットが融合するイベントが実現できたと思います」(櫻井)

NECソリューションイノベータでは、事業部ごとに工夫を凝らした勉強会が開催されています。ときには、今回のように部門を超えてコラボレーションを行うことで、異なる角度から物事を捉え、より充実した学びの機会を得ることができます。
「自分で動くとこんなに面白いことができる」と大原が手ごたえを語るように、社員が自由に発想し、フットワーク軽く動くことで、新たな展開が起きる―。そんな循環が、カルチャーとなって広がっていっています。

左:システム基盤ソリューション事業部 大原 正隆
右:プラットフォームサービス事業部 櫻井 将一郎

UPDATE:2024.1.29