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学びをアウトプットする文化
クラウド勉強会「雲乃珈琲」

NECソリューションイノベータのシステム基盤ソリューション事業部が主催するクラウド勉強会「雲乃珈琲(クモノコーヒー)」は、AWS Users Group-Japan(JAWS-UG)の支部運営を行なっていた有志が、「楽しく学び合うオープンな勉強会を社内でも実施したい」との思いから立ち上げた、クラウドをテーマにしたカフェ風勉強会です。雲乃珈琲を運営するメンバーにその目的と効果について聞きました。

クラウドを楽しく学ぶ「街角カフェ」風の勉強会
「雲乃珈琲」は、システム基盤ソリューション事業部が2019年度から毎月1回開催しているクラウド勉強会の呼び名です。コンセプトは“気軽に立ち寄れる街角のカフェ”。開催側は店長や店員、受講者側はお客様となり、コーヒーやお菓子が用意され、BGMが流れるカジュアルな雰囲気の中で勉強会が開催されています。店長が3代目となった2023年度には事業部外からの来店者も急増。店員数も18名と拡大しつづけています。
雲乃珈琲の目的はクラウド初心者が手軽にクラウドを学び、触れる機会を提供することです。毎回「テーマに沿ったサービスの解説をするセッション(1時間)+実際にサービスを参加者が触るハンズオン(2時間)」で構成され、テーマと内容は店長と店員の運営チームで話し合い決定しています。
新入社員が配属される時期には、事業部の人材育成委員とコラボレーションした初心者向けコンテンツを提供することもあります。また、AWS Japanのソリューションアーキテクトにトレンドを取り入れたテーマのセッションを依頼することもあります。クラウド初心者向けというコンセプトは一貫しているので、いかにわかりやすくするかが店員の腕の見せどころとなっています。


次の世代へと魂を継承。進化してアウトプットする文化の醸成
「雲乃珈琲」が立ち上がった直後、コロナ禍に見舞われました。ただ、メンバーがすでにオンラインセミナーを経験済みだったため、最初の緊急事態宣言が出された2020年4月中にオンライン形式で再開。また、オンラインになったことを活かし、事業部外、全社への展開を進めた結果、「雲乃珈琲」の拡大も進みました。現在はオンラインと対面のハイブリッドで開催されており、毎回約50名のお客様が来店しています。
「雲乃珈琲」の企画を立ち上げプロデュースを行っているオーナーの好光は店長の人選も担当します。「雲乃珈琲の店長は、1年〜1年半程度のサイクルで交代します。楽しくなってきたところで次に交代することで、前任者は楽しい気持ちのままサポート関係を続けることができます。それが次の世代の育成につながります」
店長を交代したら終わりではなく、日々この活動をよくしていくためにアイデアを出し合ったり、フィードバックし合ったりする関係性を育てること。それが好光の狙いです。継承と進化を続け、自走する組織としてその中で得たことをアウトプットしていく文化が生まれています。

コラボを生かして世界を広げる
現在、「雲乃珈琲」は、社内のさまざまな場面に参加する機会が増えてきています。具体的には、キックオフでの活動紹介、新人研修や他部署主催の勉強会へのプログラム提供などがあります。また、AWS Japan社のソリューションアーキテクトへセッションを依頼するなど、社外とも積極的にコラボレーションしています。 初代店長である武澤は、「技術者たるもの、学んで終わりではなく、学んだことをアウトプットする文化を作りたかった」と語ります。その魂は、楽しみながら着実に多くの技術者に引き継がれています。

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UPDATE:2024.2.6