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事業部の垣根を超えた仲間との架け橋「ミラ探」

業務から趣味まで様々なコミュニティを検索

NECソリューションイノベータが取り組む企業カルチャー変革活動のなかで、各職場の自律的な変革活動を「MeRISE(ミライズ)」と名付けています。自ら考え行動する「真の自律的組織」を目指して、社内に多種多様なコミュニティが発生しています。そこで社員一人ひとりが自分の興味・関心があるコミュニティとスムーズに出会うために開発されたのが「ミラ探(たん)」です。今回は、積極的な活動を行っている2つのコミュニティを紹介します。

社員が感覚的にコミュニティを検索できる「ミラ探」

ミラ探とは「MeRISE(ミライズ)の活動を探すサイト」の略称。誰でも簡単に、感覚的に検索できるようにしています。コミュニティの一覧から探す以外に、「#成長したい」「#新たな価値を作りたい」「#職場を好きになろう」など検索する人の目的から選べる設計になっています。
例えば「#トレンド技術に触れたい」をクリックすると、最新技術をテーマに活動している多くのコミュニティが表示されます。

「ナレッジ共有から開発実績までシェアできる場になることが目標」
最大のコミュニティ「EizoCafe」

「EizoCafe」には生体認証や映像分析に関心がある仲間が集い、オンライン上で情報交流を行っています。600人超のメンバーが参加する「ミラ探」最大のコミュニティで、事業ラインの生体・映像タスクフォース(生体・映像CoE)がルーツです。タスクフォース上でさまざまな部門からの相談が増えてきたことから、事業部の枠を超えた「横のつながり」を構築し、NECソリューションイノベータの生体認証・映像分析事業をより発展させるために「EizoCafe」を立ち上げました。

「EizoCafe」にはさまざまなチャネルがあります。最新のトレンドやニュースを投稿するチャネルでは、誰かが投稿した業界内の最新ニュースがクリッピングされていて、そこさえ見れば業界の最新事情をチェックできるので便利です。ほかにも社内の実例や研修情報を発信するチャネルや、「みんなの質問箱」といったチャネルがあります。

「EizoCafe」の立ち上げ当初は、管理者であるベテラン社員の窪田がナビゲーター的な役割を果たしていました。窪田と一緒に運営をつとめる鉢田は語ります。

「窪田は社内の人脈がとても広いので『そういう技術なら〇〇さんが経験しているかも。○○さん、知っていますか?』と、質問者と回答者を上手につないでいました。2019年に『EizoCafe』のコミュニティを立ち上げ、今年で5年になりますが、今では窪田以外のメンバーも自ら率先して回答し、適任者を紹介するような空気感が醸成されています」

デジタルソリューション事業部 鉢田さおり

質問の内容は細かな技術系のものから、事業につながる大規模な相談までさまざま。窪田は今後の「EizoCafe」が目指す方向性について話します。

「倉庫の在庫管理を映像認識で行う事例など、他業種でも役に立ちそうな事例共有の件数がまだ少ないのです。ナレッジ共有だけでなく、事業部の垣根を超えた実績や事例を共有する場になればと思っています」

映像処理に関する日頃の疑問が即時に解決するだけでなく、最新技術の動向や実績・事例を共有できるコミュニティになると、ますます「EizoCafe」は盛り上がっていきそうです。

デジタルソリューション事業部 窪田 清仁

事業部・役職を超えたゆるいつながりが心の糧に
「Solo Camp Team」

コロナ禍に多くの社員がリモートワークとなり、社内コミュニケーションの取りづらさに課題を感じていた人は多いのでは。そこで生まれたのが、密にならず人と人との距離を保ちながらも交流できるソロキャンプのコミュニティ「Solo Camp Team」です。 複数人でソロキャンプというと、一見矛盾しているように思えますが、基本的にはソロキャンプと同様にメンバー各自がテントを貼り、一人で好きなように過ごします。ただ、ご飯の際や休憩の時にソロキャンパー同士で交流をすることでソロの気楽さを残しつつ、グループでの楽しみも味わうことができます。

立ち上げの初期メンバーは3名。月1回の活動を3年に渡って継続中で、2024年2月は記念すべき40回目を迎えました。今ではメンバー数は約50名。晴天率が異常に高い(本格的な雨が降ったのは1回だけ!)「Solo Camp Team」のメンバーに魅力を聞くため、彼らが活動中のキャンプ場を訪ねました。

立ち上げメンバーの一人である内田は、「Solo Camp Team」の魅力を次のように説明します。

「このコミュニティでは、幹事がその月に使うキャンプ場を予約します。日時や場所、受け入れ可能人数などの情報をコミュニティ内に発信し、スケジュールが合う人が自由に参加するシステムです。自分の好きな時間に行き、好きなものを食べて、好きな時間に帰っていい。このコミュニティはそんな『ゆるさ』が魅力です。会社から近いキャンプ場で活動するときは、金曜日の夜から参加して、夜ご飯を楽しんだあと、その日のうちに帰る人もいれば、そのまま宿泊して翌朝に帰る人もいます」

金融ソリューション事業部 内田雄

コミュニティへの参加にアウトドアの経験や道具は必要なく「まず参加してみる」という気持ちから気軽にスタートできるのが「Solo Camp Team」の特徴です。食事も食べたいものを各自が持ち寄るスタイルなので、一般的なバーベキューのように買い出しの分担やワリカンなど、幹事にかかる手間が少ないのも長続きするコツとか。ちなみに寒さの厳しかった取材日にみなさんが持ち寄った夕食を聞いてみると

「今日私は、おでんです。」
「え、俺も!」
「私もおでんと焼酎です〜」

まさかのメニューかぶりに、キャンプ場に笑い声が響きました。

事業部や役職を超えた横のつながりが持てる点も好評です。
「メンバーにはいろいろな立場、役職の人がいて、話題は尽きません。つい先日もジョブディスクリプションについてディスカッションしていました。全然知らない分野の仕事の話には新しい価値観があり、自分の仕事にもいい影響があると感じています」(根津)

PFインテグレーション事業部 根津 雄一郎

「焚き火を見ながらお酒を飲んでいると、話が弾むんですよ。自分の事業部の人ではないので、気を使わなくていい。組織横断型のざっくばらんなコミュニケーションが取れるのは最強です」(奥山)

官公ソリューション事業部 奥山 真一

荒川は、コミュニティをきっかけにソロキャンプを始めたそうです。
「30代になったらアウトドアを趣味にする人生計画だったのですが、きっかけや移動手段がなく始められないでいました。このコミュニティへの参加をきっかけに本格的にソロキャンプを始め、現在では主幹事の一人になっています。自宅はキャンプ道具にあふれており、テレワーク中もキャンプ道具に囲まれています」(荒川)

PB事業開発室 荒川 翔太

活動の写真や動画は、1年分をまとめてカレンダーやDVDを作成しています。コミュニティの活動に家族で参加したことのあるメンバーからは「パパの会社はキャンプをする会社なんでしょう?僕もパパの会社に入りたい!」と子どもの興味・関心を引く例もあるようです。

発足当初は口コミでの入会が多かったのですが、メンバーのうち、約20名は「ミラ探」経由で入会しているとか。

毎日忙しくても、ソロキャンプの日程に合わせて仕事を終わらせるよう調整したり、仕事の励みになったりする「Solo Camp Team」。社内に知り合いの少ないキャリア採用の社員も気軽に社内で仲間づくりができるような、オープンな場を目指しているそうです。

業務から趣味まで様々なコミュニティを探すことができる

一口にコミュニティといっても、業務に直結する技術的なものから趣味を楽しむサークル活動のようなものまでさまざまなタイプが揃います。実際にどんな活動をしているか、参加している人の雰囲気は? といったことも、「ミラ探」を使えばわかりやすいと好評です。

NECソリューションイノベータでは、事業部の垣根を越えて、自ら行動する「自助(セルフマネジメント)」の文化がコミュニティを通じて広がっています。

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UPDATE:2024.2.27