サイト内の現在位置

Microsoft Top Partner Engineer Award

受賞エンジニアが語るスキルを発揮できる環境と成長の鍵

「Microsoft Top Partner Engineer Award」は2023年に設立され、日本マイクロソフトのパートナー企業で活躍するエンジニアを対象に、Azure、AI、Modern Work、Business Applications、Securityの5つのカテゴリにおいて、案件の実績や先進性、マイクロソフトテクノロジーの社内普及活動などを評価し、授与されるプログラムです。今回、NECソリューションイノベータでは、Azure、Modern Work、Securityのカテゴリにおいて、3人のエンジニアが選出されました。評価された活動内容や今後のチャレンジ、成長の鍵となる取組みについて3人に聞きました。

Microsoft MVP、Top Partner Engineer Awardの双方を受賞

亀川は以下のような活動が評価され、Azureカテゴリでの受賞となりました。

  • 大規模案件のIFS(高可用性クラスターVM)トラブル対応や、USのAzure Computeチームと連携したインシデント対処を支援。その経験を活かした構成ガイドの作成やレビューサービスの実施
  • Microsoft MVP(Most Valuable Professional) Award for Developer Technology受賞者としてNECグループ内のAzureアーキテクチャ設計・運用設計支援などを実施
  • Azure資格取得に向けたNECグループ内勉強会の実施や、社外の大規模イベントでの登壇やセミナー開催、コミュニティでの技術情報の提供など、人材育成や情報発信への貢献

亀川が既に取得していたMicrosoft MVPは、マイクロソフト製品や技術に関する優れた専門知識を持ち、その知識をコミュニティで積極的に共有している個人に対して、マイクロソフトから与えられるアワードです。

「Microsoft MVPというグローバルのアワードを受賞していると、技術力の高さの証となり、USのマイクロソフト本社のエンジニアとのコミュニケーションの機会が得られます。おかげでお客様の環境の重大なインシデントをマイクロソフト本社に直接フィードバックし、課題を認識してもらえました」(亀川)

テクノロジーサービス事業ライン ファウンデーションサポート事業部 亀川和史
Microsoft Top Partner Engineer Award <Azure>

Microsoft365導入の実績を重ね、社内の人材育成にも寄与

島田は以下のような活動が評価され、Modern Workカテゴリでの受賞となりました。

  • 官公庁案件において、オンプレミスの環境からMicrosoft365への移行に伴う作業全般を実施しながら、リーダーとしてデータ移行チームを牽引
  • 災害対策を含めたシステム構築の経験を活かし、標準機能にはないSharePoint Onlineからオンプレミスへのデータ同期に関しても、Azureのさまざまな機能を活用して実装と検証を重ね、システムの稼働を実現
  • Microsoft365への移行対応や、システムアップグレードによるゼロトラストセキュリティの設計構築プロジェクトなどにおけるリーダー経験をもとに、成果や知見などのアウトプットを行い、社内のマイクロソフト認定資格(MCP)保有者数増加に貢献

プロジェクト推進に加え、社内で人材育成委員を務める島田は、常にエンジニアのスキルの底上げを推進しています。

「資格取得の啓発から、Microsoft365の新機能に関する勉強会の開催などさまざまなことに取り組んでいます。例えば、Microsoftのクラウド技術に関する勉強会を始めて、有志のメンバーがMCP取得を目指して活動しています。普段の業務では得られない知識を習得し、個人の成長を促すとともに、チーム全体のスキル向上を目的としています」(島田)

テクノロジーサービス事業ライン ファウンデーションサポート事業部 島田 沙織
Microsoft Top Partner Engineer Award <Modern Work>

「MicrosoftセキュリティならNECグループ」というイメージを浸透させたい

岡崎は以下のような活動が評価され、Securityカテゴリでの受賞となりました。

  • 数万ユーザー規模の案件において、Microsof365 E5のセキュリティ機能を活用した認証基盤やエンドポイント管理の実装をプロジェクトリーダーとして推進
  • Azure Information Protection(AIP)などを活用した重要情報保護・コンプライアンス管理の基盤を導入する大規模顧客向けプロジェクトを、リーダーとして牽引
  • NECグループ内における、MicrosoftのセキュリティソリューションのSIに関するリーダーとして、お客様向け提案や技術相談に数多く対応

「MicrosoftセキュリティならNECグループ」というイメージを社会に浸透させるためにさまざまなプロジェクトに取り組んでいる岡崎は、今回の受賞はとても良いアピールにつながると感じています。

「ここ数年ずっとお客様にMicrosoftセキュリティを提案し続けています。その取り組みをさらに盛り上げる意味でも、今回の受賞は本当にありがたいです」(岡崎)

テクノロジーサービス事業ライン セキュリティ事業部 岡崎 一洸
Microsoft Top Partner Engineer Award <Security>

受賞を通過点と捉え、スキル・経験を活かして「次」へ

今回の受賞で評価されたスキルや経験を今後どのような仕事で活かしていくのでしょうか?

亀川はすでに新ビジネスのPoCのアーキテクチャ設計、トラブルシューティングの支援に参加しています。

「今後の予定としては大手のお客様向けの業務システムのアーキテクチャ設計支援やAzureランディングゾーンの設計支援を予定しています」(亀川)

島田は官公庁案件におけるMicrosoft365関連の移行対応をはじめ、継続中のプロジェクトをさらに推進していく予定です。

「Microsoft365の導入に加え、M365 Copilotの導入や活用支援、およびCopilotの導入におけるセキュリティ強化についても推進し、お客様の業務生産性の向上や、新しい働き方の実現に貢献していきたいです」(島田)

岡崎は複数のお客様にMicrosoftセキュリティの複合導入の提案を進めるほか、E5セキュリティの拡販・拡大に向けたセキュリティ導入コンサルも予定しているそうです。

「また、SaaSだけでなく、Microsoftセキュリティを利用したIaaSセキュリティの提案も進めています。SaaS+IaaSとセキュリティ領域を拡大し、NECグループのセキュリティ事業全体の成長に貢献したいですね」(岡崎)

3人が考えるエンジニアとして成長を続ける鍵

エンジニアにとって、高い技術を身に付けるのはもちろんのこと、それを維持し、続けていくことも重要です。エンジニアとしての成長を継続するために、3人が重視している点は何でしょうか?

亀川は「何にでも興味を持ち、まずは自分自身で試してみることが大切」と語ります。

「昔のようにとても高額で巨大なサーバーが必要なわけではなく、今はクレジットカードとPCがあれば個人でもクラウドが使えます。例えば月にいくらか、勉強のために関連書籍を買っているとすれば、その一部をクラウドの利用料に充ててみる。そういった取り組みがコスト感覚を養うことにもつながるでしょう。まずは自分自身で、何でも試してみることが重要だと思います」(亀川)

島田は、社員には、事務局のメンバーとして運営に携わっている社内勉強会「ライトニングトーク」をぜひ活用してほしいと言います。

「私が携わっている『クラウド“だけじゃない”ライトニングトーク』では、オンプレやセキュリティから人事担当者まで、たくさんの社員が参加しています。そこでは普段聞けないような情報が得られますし、事業部を超えた交流も盛んです。オンラインでは300人近い社員が視聴していますので、お客様へのプレゼンテーションスキルを上げる意味でも、自分という存在を社内にアピールする意味でもアウトプットの場を増やすことは有効と考えています」(島田)

「MicrosoftセキュリティならNECグループ」という認識を広めたいという岡崎は、エンジニアの取り組み姿勢が大事と強調しました。

「『自分が◯◯をやるんだ!』という姿勢で動くことが大事です。例えば、MicrosoftのセキュリティをNECグループとして推進することについても、NECグループの他部門を巻き込むとか。誰かがやってくれたら自分は付いていく、では駄目なんです。会社やNECグループにとって新しい取り組みであればなおのこと、『自分がやる』という姿勢が欠かせないと考えます」(岡崎)

NECソリューションイノベータで働く魅力とは?

最後に、エンジニアとして、NECソリューションイノベータで働くことについて3人に聞きました。

島田は、チャレンジを推奨する当社の社風が魅力だと語ります。

「ビッグプロジェクトに携わりたい、大手のお客様と直接話しながら開発を進めたい…など、自分が本当にやりたいことがあれば必ずチャレンジさせてくれる会社です。経験がない領域にチャレンジしたい、エンジニアとしての幅をもっと広げたいなど、高いモチベーションをもって仕事に取り組みたい人と一緒にがんばりたいです」(島田)

岡崎は業務の幅広さについて、自分の成長に関わる体験を話しました。

「当社ではさまざまな業界知識を持った社員と仕事ができますし、上流のコンサルティングから運用まで幅広いフェーズに関わるチャンスもあります。私はもともと、認証領域に携わっていたのですが、そういった環境のおかげで認証以外にも様々なセキュリティ領域に踏み出すことができました。未経験の領域に積極的にトライして自分の殻を破り、成長できる環境です」(岡崎)

亀川は、1万人を超えるエンジニアが在籍する当社の規模感を挙げます。

「新しいものに興味を持てなくなったら、この仕事はつらくなります。ですからいつまでも好奇心を忘れずにいたいです。そして、エンジニア同士、お酒を飲みながら明るい技術談義がしたいですね(笑)万が一、最初の配属先がフィットしなくても、当社には1万人超のエンジニアが活躍できる場があります。きっと自分に合う環境を見つけられるはずです」(亀川)

今後もNECソリューションイノベータは、Microsoft Top Partner Engineer Award受賞者をはじめとした高度なスキルを持つ人材の育成を強化、最大限に能力を発揮できる環境を提供します。そして、エンジニアの力を通してお客様の価値向上に貢献していきます。


<関連リンク>

UPDATE:2024.09.04