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< 第1回 >
ハッカソンが拓く。
社員が成長する実践の場

[事業成長のためのエンジン]

未来をともに創る
実践型ハッカソンの挑戦と成長

プロジェクトのポイント

社会課題が複雑化する中、持続可能な社会の実現には企業と社員が継続的に成長し、新たな価値を創出していくことが欠かせません。NECソリューションイノベータはそのために「多様な価値を生み出す人材育成と文化醸成」を目指し、全社的な取り組みとしてハッカソン『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』を開催しています。このチャレンジは、最新技術に触れる「技術特化型」と地域の課題に取り組む「課題解決型」の2つの形式で展開し、次世代を担う人材の育成と挑戦を称える共創の場と位置づけ推進しています。

[事業成長のためのエンジン]

未来をともに創る、実践型ハッカソンの挑戦と成長

< 全3回 >

< 第1回 >

ハッカソンが拓く。
社員が成長する実践の場

イノベーションラボラトリ ディレクター
茂木 貴洋
HR統括部 プロフェッショナル
松本 好則
アサインメント統括部
佐竹 江利那

以下敬称略

ハッカソンとは、システムの解析や改良を意味する「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語で、エンジニアやデザイナーが短期間でアプリケーションやシステム開発に挑むイベントです。学んだ知識を実践の場で試し、課題解決を通じてスキルを磨き、モノづくりの醍醐味を味わえます。仲間とともに考え、形にする過程で共創の文化が育まれ、従来技術では解決が困難だった社会課題に新技術を結びつけ、新たなサービスや価値を生み出します。参加者からは「開発を効率化できる可能性を実感した」「新技術は実践すると身につきやすい」との声があり、「ハッカソンに参加すると自分が変わる」と言われるほど大きな刺激を与えています。
ハッカソンは2000年代に米国で広まり、技術革新の場として注目を集めました。日本でも2011年の東日本大震災を機に復興支援を目的としたICTコミュニティの活動が脚光を浴び、その後は教育機関や自治体にも広がり、ICT分野に限らず課題解決型の学びの手法として普及しつつあります。

NECソリューションイノベータにおける取り組みは、茂木が社外ハッカソンに参加したことを契機に始まりました。「当社は社会課題の解決に取り組んでいますが、技術だけでなく社会でどう役立つか、を考えることが欠かせません。ハッカソンはその視点を自然に体験できる場であり、社内にも活動を広げたいと考えました」と当時を振り返ります。

この動きを後押ししたのが、人材育成部門の松本です。松本は、若い社員にハッカソンのような刺激的な経験を提供し、次世代を担う人材を育てたいと考え賛同。「まずはやってみて、進めながら考えていこう」と、2018年から全社横断の募集を開始しました。数名から始まった活動は社内で徐々に広がり、『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』は、年2回開催される全社的なハッカソン大会に発展し、多様な価値を生み出す人材育成と文化醸成を支える重要な活動となっています。

2025年度上期に鹿児島県大島郡徳之島町で行われた『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』

次回は「新技術を体験。課題解決力を鍛える「技術特化型ハッカソン」」をご紹介します。

UPDATE:2025.11.28

2025.12.15 公開予定
<第3回>
地域コミュニティ課題の解決へ。共創を導く「課題解決型ハッカソン」