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< 第2回 >
新技術を体験。
課題解決力を鍛える「技術特化型ハッカソン」

[事業成長のためのエンジン]

未来をともに創る
実践型ハッカソンの挑戦と成長

[事業成長のためのエンジン]

未来をともに創る、実践型ハッカソンの挑戦と成長

< 全3回 >

< 第2回 >

新技術を体験。
課題解決力を鍛える「技術特化型ハッカソン」

左前:HR統括部 プロフェッショナル 松本 好則
左奥:イノベーションラボラトリ ディレクター 茂木 貴洋
右:アサインメント統括部 佐竹 江利那
以下敬称略

『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』は、運営チームと技術サポートチームが力を合わせて進める社内ハッカソン(※)です。「ハッカソンを盛り上げたい」という思いを持つ社員が中心となり、年2回開催。上期は地域課題の解決、下期は先端技術をテーマにし、毎回30~40名が参加しています。

  • システムの解析や改良を意味する「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語。エンジニアやデザイナーが短期間でアプリケーションやシステム開発に挑むイベント。

各年度に1回実施する「技術特化型ハッカソン」では、クラウドやAIなどの新しい技術を実際に触って習得していきます。リモート形式で全国から参加できる点も特長の一つです。立ち上げ当初の参加者は特定分野に詳しい社員に偏りがちでしたが、社内のDXコミュニティなどを通じて「専門知識がなくても参加できる」ことを広く呼びかけ、参加の裾野を広げました。
当日はサポートチームを設置し、初めて触れる技術に不安を感じる参加者へのサポートや事前講義を行うことで、誰もが安心して挑戦できる環境を整えています。参加者は20代が約半数を占め、30~50代を含む幅広い年齢層です。特に「挑戦を楽しむ姿勢」を持つ社員が多く集まっています。

このハッカソンの成果として育まれているのが「課題を提案できる力」です。茂木は「これからのSEには、言われたものをつくるだけでなく、お客様が気づいていない課題を提案する力が求められます。ハッカソンはその自信を養う場になっています」と語ります。
また、松本は「ハッカソンに参加できるのは一度に30~40名ほどですが、部門単位での開催が実現すれば、効果がさらに高まります。すでに社内で『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』以外の独自のハッカソンを始める動きもあり、今後の広がりが楽しみです」と展望を語ります。

このほかNECソリューションイノベータは、他社との合同開催にも挑戦。株式会社日立ソリューションズとの合同ハッカソンでは「日常のルーティンを先端AIとともに問い直す」をテーマに、両社3チームが競いました。同業他社と共創し合う姿勢は、柔軟な企業文化を体現しています。

次回は「地域コミュニティ課題の解決へ。共創を導く「課題解決型ハッカソン」」をご紹介します。

プロジェクトのポイント

社会課題が複雑化する中、持続可能な社会の実現には企業と社員が継続的に成長し、新たな価値を創出していくことが欠かせません。NECソリューションイノベータはそのために「多様な価値を生み出す人材育成と文化醸成」を目指し、全社的な取り組みとしてハッカソン『NECソリューションイノベータ Hack Challenge』を開催しています。このチャレンジは、最新技術に触れる「技術特化型」と地域の課題に取り組む「課題解決型」の2つの形式で展開し、次世代を担う人材の育成と挑戦を称える共創の場と位置づけ推進しています。

UPDATE:2025.12.04

2025.12.15 公開予定
<第3回>
地域コミュニティ課題の解決へ。共創を導く「課題解決型ハッカソン」