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< 第2回 >
社内の知を社会へ。
クライアントゼロの哲学
[持続的成長を実現する経営基盤]
自ら試し、社会に広げる
Well-being経営

自ら試し、社会に広げる、Well-being経営

- 第1回 働きがいを資産に。社内文化を変えた『きらねすプロジェクト』
- 第2回 社内の知を社会へ。クライアントゼロの哲学
- 第3回 IT企業の強みを活かす。データ分析が拓く新しい価値
社内の知を社会へ。
クライアントゼロの哲学

右:パブリック事業ライン 上席プロフェッショナル 山口 美峰子
以下敬称略
「社員の幸せ」に焦点を当てたWell-being経営を実践する社内プロジェクト『きらねすプロジェクト(以下、きらねす※)』の推進により、多様性や自律性を尊重する風土の醸成に向けた取り組みが進んでいます。社員が主体的に業務に取り組める環境づくりを進めるとともに、人的資本経営やWell-being経営の考え方を取り入れ、会社と社員の持続的な成長を支援する仕組みを整備しています。この取り組みにより、会社のデータ活用の取り組みにも変化が見られています。「きらねす」で得られたデータを活用した分析を通じて、社員のWell-being向上につながる要素の把握や、非財務分野と財務分野の関係性を可視化し、データに基づく人的資本経営の推進に取り組んでいます。
こうした視点の変化は採用にも表れています。スキルの多様化やダイバーシティの観点からキャリア採用の重要性が高まり、ここ1~2年で増加しています。推進の成果は社外からも紹介される機会が増えており、2025年秋にはNECソリューションイノベータのWell-being推進事例が学術論文として掲載される予定です。
NECグループには「クライアントゼロ」という考え方があります。自社を最初の顧客とし、最新の取り組みで得た知見や経験をお客様の課題解決に活かす考え方です。NECソリューションイノベータは、この理念に基づき『Well-being経営支援サービス』を創出しました。
自社で得られた実績や知見を基に、顧客企業の目標に応じて優先課題を整理し、データを活用した分析により事実に基づく提案を進めています。従来の健康経営コンサルティングに加え、社内で活用してきた財務と非財務の連動や因果分析技術を組み合わせ、より実効性の高いコンサルティングサービスの提供を目指しています。
- ※人的資本経営によって「輝くNECソリューションイノベータ」をイメージしたプロジェクト名。きらねす(名称)および、イメージはNECソリューションイノベータ内限定で使用。


また、そうしたノウハウをコンサルティングとして企業に提供する取り組みを進めることで、社会全体のWell-being向上に寄与することを目指しています。2024年11月、ISO(国際標準化機構)がISO25554を発行し「高齢社会-地域や企業等におけるウェルビーイングを推進するためのガイドライン」の提供を開始しました。このガイドラインは世界的な高齢化の進行と、それに伴う社会的課題に対応するために日本からの提案により発行された国際規格です。NECソリューションイノベータの『Well-being経営支援サービス』は、このISOのガイドラインに沿った取り組みであり、世界的な社会課題の解決に資するものといえます。
次回は「IT企業の強みを活かす。データ分析が拓く新しい価値」をご紹介します。
| プロジェクトのポイント |
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少子高齢化が進み、労働力不足に直面する日本では、企業の持続的成長には社員の健康や働きがいを重視する経営が求められています。NECソリューションイノベータでは、社員の健康・成長・働きがいを高める『きらねすプロジェクト』を軸に、部門・事業の垣根を越えてWell-being経営を推進。「クライアントゼロ」の考えに基づき、得た知見やノウハウを他社へのコンサルティングサービスとして展開し、社会全体のWell-being向上への貢献を目指しています。 |
UPDATE:2025.12.08
- 2025.11.28
<第1回>
働きがいを資産に。社内文化を変えた『きらねすプロジェクト』

2025.12.22 公開予定
<第3回>
IT企業の強みを活かす。データ分析が拓く新しい価値
