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北原フェスにて、デモアプリによるDLWを体験いただきました
DATE:2018.12.25
研究テーマ:高齢者自立・健康増進支援

前回(9月)のブログで、NECと私たちが取り組んでいる 医療法人社団KNI様との共創活動として、KNI様のトータルライフサポート(TLS)サービス、デジタルリビングウィル(DLW)、そして北原フェス2018においてDLW情報を引き出すデモアプリ体験(実施予定)をご紹介いたしました。
北原フェス2018とは
11月11日(日)に、東京都八王子市の北原リハビリテーション病院にて、北原病院グループ(医療法人社団KNI)様主催の下、超高齢化社会でも安心・安全・快適な生活の実現のために開発された企業のロボット・IT技術の展示や、無料の簡易健康チェックのような医療系コンテンツなど、様々なイベントや展示が行われました。その中で、私たちが試作したデモアプリを多くの方に体験いただきましたので、その様子をご紹介いたします。
DLW登録体験ブースの様子
会場の温泉棟内にある北原トータルライフサポート倶楽部のDLW登録体験ブースにおいて、以下の画像のようにKNI 浜崎 経営企画室室長らにより、ご来場者へTLSサービスの説明がされました。
その説明をお聞きいただいた後、個別にタブレット端末を用いて、想定されるシナリオの選択、その画面上に登場するキャラクタ(エージェント)との対話をイメージしたインタラクションによるデモアプリの体験をいただきました。(冒頭の画像は、ご来場者の方によるデモアプリ体験時の様子です。)

現在、開発中のデモアプリの内容で問題なくスムーズに利用できるのか、また、ご来場者の中には、タブレットの操作が難しい方もおられるのではないかという不安もありました。しかし、体験の際には、楽しそうに操作されている高齢者も見られ、このようなインタラクション技術を適用したシステムが、高齢者の方にも受け入れられる可能性があると感じました。
デモアプリ体験の結果を受けて
今後、今回体験された方々のご意見をもとに、高齢者の方にとって負担感のないシステムとして実利用していただくための技術要件の抽出を行っていく予定です。そうして得られた知見をインタラクション技術に活かし、KNI様のTLSサービスにおけるDLWシステムに活用して、利用者が使いやすいシステムになればと考えております。
北原フェスその他の展示
当日は、約1400人もの方が来場され、盛況でした(開催内容のご紹介は こちらをご覧ください)。DLW登録体験ブースの他にも、興味深い展示がたくさんありました。一部をご紹介しますが、以下の画像は、会場の温泉棟前で展示していたキタハロボ(ロボット)で、ご来場者はこのキタハロボとのコミュニケーションを楽しそうに行っていました。また、会場内には、食フェスとして八王子ならではの出店もたくさん開かれておりました。私も昼食を取ろうと遅めの時間に伺ったら、来場者多数で売り切れているお店があり、残念な思いをしました(泣)。来場された方は、それぞれ展示や体験を楽しまれていたようです。

担当者紹介
研究テーマ:高齢者自立・健康増進支援
担当者:藤田 光洋
コメント:高齢者の方への自立支援や、健康増進支援をITで実現すべく、調査・研究を進めております。
連絡先:NECソリューションイノベータ株式会社 イノベーションラボラトリ 社会行動理解グループ
sbu-contact@nes.jp.nec.com
