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「人的資本レポート2025」を発行

2025年6月30日
NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータは、当社として3回目となる「人的資本レポート2025」(日本語版/PDF)を本日発行しました。

当社は、働く人にとって魅力ある企業を目指し、「Attract & Retain(惹きつけ、愛着を高める)」を掲げて人的資本経営を推進しています。当社の人材への投資に関する考え方や最新の取り組みをまとめた「人的資本レポート」を本年も発行しました。これにより、透明性ある経営を遂行するとともに、本レポートを活用し、様々なステークホルダーとの対話で得られたフィードバックから、企業価値をより高める施策へと進化を図ります。

「人的資本レポート2025」のポイント

  1. 社員のWell-being向上施策

    多様な価値観を持つ人材が自分らしく働き、それぞれのパフォーマンスを最大限に発揮できる魅力的な企業であり続けるため、社員のWell-being向上に取り組んでいます。昨年度、「健康」「成長」「働きがい」の3つの柱を定め、各事業ラインから選出されたメンバーを含めたワーキンググループをそれぞれ立ち上げ、全社横断プロジェクトとして様々な施策を展開しています。具体的には、「健康」では、誰もが率直に意見し合える心理的に安全な職場づくりを目的に、「アサーティブコミュニケーション(注1)」を推進し、その習得のため全社員向けの研修を実施しました。
    また、全社員を対象とした「日経統合ウェルビーイング調査(伊藤版Well-beingスコア)(注2)」から得られたフィードバックを様々な施策に反映し、PDCAを回すことで、人的資本経営の高度化を目指します。

  2. 「ジョブ型人材マネジメント」による人事制度改革

    NECグループ方針に沿って、当社は本年度より「ジョブ型人材マネジメント」を全面導入しました。職務や役割を定義したジョブを起点に、会社として戦略の実現に必要な適時適所適材を進め、社員はキャリア自律と専門性を高めることで、事業の成長と強い人材・組織・カルチャーの構築を実現していきます。
    また、「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を取り入れながら従来の組織体制を見直し、「部門制」を導入しました。組織を「大括り化」して事部門単位で経営を行う体制へと移行し、部門ごとの事業の遂行単位を明確化しました。これにより、現場の意思決定のスピードやチームのパフォーマンスを向上させ、市場の環境変化に柔軟かつ迅速に対応し、お客様や社会への提供価値の最大化を目指します。

  3. 多様なステークホルダーとの対話を通じた人的資本経営の高度化

    2023年発行以来、人的資本レポートを題材に社内に加えて、お客様、取引先、社外有識者など多くのステークホルダーと様々な対話の場を設け、人的資本経営のブラッシュアップを実践し、高度化につなげています。この取り組みの一環として、本レポートのアドバイザーの立命館大学大学院 枝川 義邦教授(注3)と当社会長 石井 力の対談を行いました。

左:当社会長 石井 力  右:立命館大学大学院 枝川 義邦教授

本レポートの内容

【人的資本レポート2025 本編】
 社長メッセージ、当社の人的資本経営について、人的資本経営で目指す姿
  CHAPTER1  NECソリューションイノベータについて
 経営戦略と人材戦略の連動
  CHAPTER2  人材計画
  CHAPTER3  採用・登用・育成
  CHAPTER4  評価・報酬・リテンション
 Well-beingの推進
  CHAPTER5  健康
  CHAPTER6  成長
  CHAPTER7  働きがい
 共通基盤の強化
  CHAPTER8  I&D
  CHAPTER9  オフィス環境
  CHAPTER10 組織文化
 おわりに
  人的資本レポート発行後のステークホルダーとの対話、対談

【人的資本レポート2025 データ編】
  CHAPTER1  NECソリューションイノベータについて
  CHAPTER2  人材計画
  CHAPTER3  採用・登用・育成
  CHAPTER4  評価・報酬・リテンション
  CHAPTER5  健康
  CHAPTER6  成長
  CHAPTER7  働きがい
  CHAPTER8  I&D
  CHAPTER9  オフィス環境
  CHAPTER10 組織文化
  CHAPTER11 その他


本年は、英語版/PDFとダイジェスト版として冊子(日本語)を今夏発行予定です。

NECソリューションイノベータは、多様な人材が自分らしくパフォーマンスを最大限に発揮できる組織づくりのため、今後も人材への投資を強化し、人的資本経営をより進化させる取り組みを実施していきます。そして、企業価値を高め続け、Customer Value、Social Valueの向上を実現し、持続可能な社会に向け貢献していきます。

以上

  • (注1)

    相手の気持ちを尊重しながら、自分の気持ちを率直に伝えるコミュニケーションスキルの一つ

  • (注2)

    日経統合ウェルビーイング調査(伊藤版Well-beingスコア):一橋大学CFO教育研究センター長・伊藤邦雄氏監修のもと、Well-being Initiative経営委員会において質問内容を精査した社員のWell-beingを測定するための指標

  • (注3)

    東京大学大学院修了にて薬学の博士号、早稲田大学ビジネススクール修了にてMBAを取得。研究分野は脳神経科学、人を中心とした組織マネジメント、マーケティングなど。「睡眠負債」の概念を日本で広め、2017年度ユーキャン新語・流行語大賞を受賞