サイト内の現在位置
アジア最大級LGBTQ+の祭典「東京レインボープライド2024」に参加。意識を深めた “多様性”の大切さ


アジア最大級のLGBTQ+の祭典「東京レインボープライド2024」が、4月20日(土)と21日(日)の2日間にわたって東京・代々木公園で開催されました。 NECソリューションイノベータでは、誰もが自分らしく安心して働ける職場を目指し、以前からLGBTQ+に関する正しい理解とAlly(支援者・理解者)を増やす活動に取り組んでいます。その一環として、東京レインボープライドに2022年より継続してスポンサーとして参画。今年はNECグループとしてブースを出展し、さらに規模を拡大しています。イベント2日目には、社長の石井力をはじめ、多くの経営陣や社員がプライドパレードに参加しました。
笑顔をテーマに掲げたNECグループの出展ブース
初夏のような日差しのなかで迎えたイベント2日目。会場となった代々木公園には、朝から多くの人が詰めかけました。この日はイベントの目玉ともいえるプライドパレードが行われるため、参加を予定しているNECソリューションイノベータの社員たちも続々と会場入り。LGBTQ+を象徴するレインボーカラーの社名ロゴ入りTシャツに着替え、準備を進めます。

会場にはさまざまな企業や団体がブースを出展し、来場者が性の多様性に関する情報に触れたり考えられたりするよう趣向を凝らしていました。NECグループのブースのテーマは「笑顔」。当社の顔認証技術を使った「笑顔度」測定ゲームを設置し、ゲーム参加者に笑顔診断を体験していただくとともに、会場限定グッズとして当社オリジナルのボールペンやステッカーを配布しました。

イベントの協賛、社内運営を担当した人財企画部 I&D推進室 主任の山森幸恵は、「会場には笑顔が溢れ、個性的な装いをした方も大勢いらっしゃいます。初日は多くの参加者の方がNECグループのブースに来てくださいました。東京レインボープライドは性の多様性を祝福するイベントですから、イベント参加者の方と同じ想いでお祝いしたいですね」とコメント。当社がNECグループとしてのブース出展に参加することに関しては、次のように話しました。
「LGBTQ+をはじめとした多様性を受容し、社員一人ひとりが自分らしさを発揮して活躍できるような職場にしたいと思っています。また、社員と一緒に東京レインボープライドに参加することを楽しみながら、当社が多様性を重要と考えていることを、社員や社会に向けて改めて発信したいという思いがありました」



パレードには過去最多となる1万5000人が参加
お昼時が近づき、多くの来場者で盛り上がるなか、正午にプライドパレードがスタート。過去最多となる約1万5000人の参加者と24台のフロートが渋谷の街を練り歩き、沿道に集まった人々に性の多様性や偏見のない社会の実現を呼びかけました。NECグループは、60ある団体の中でも大所帯となる約180名が参加。当社からは、社長の石井をはじめ58名の社員やその家族が参加しました。

沿道からの応援も非常に温かく、「自分が自分であることに誇りを持って楽しもう!」を意味する「Happy Pride!」と声をかけたり、かけられたりと盛り上がりました。渋谷のNHK前からスタートし、公園通り、明治通り、表参道、原宿までを約1時間かけて歩きました。
パレード終了後、社長の石井に参加した感想を尋ねると、開口一番「自分が想像していたよりもずっと大勢の方が参加していることにまず驚いた」という答えが。そして「今回参加したことによって、これからはやはり多様性が欠かせないと強く感じた」と続けました。
「これからの時代はいかに変化に対応できるかが重要になってきます。あらゆる目線でその変化を捉えようとした時、必要になってくるのがLGBTQ+をはじめとした多様性。そこで、今回のような活動が非常に有意義なものになっていくと考えています。今回会場に来て他社の出展ブースを見て回り、我々の取り組みも一定レベルまでは進んでいると感じましたが、今後はI&Dの活動をさらに推進し、あらゆる社員が十分に力を発揮できるような取り組みを広げていくことが大切だとあらためて実感しました」
最後には「Happy Pride!」で締めた石井。その表情には充実感が漂っていました。

パレードに参加した調達部の久保明日香は、「去年も数十名の有志と参加しましたが、今年は経営陣や同僚と一緒に参加できたのでより楽しめました」と清々しい表情でコメント。NECソリューションイノベータのLGBTQ+に関する取り組みにも触れ、「去年入社して、会社としてこういったことに取り組み始めた段階なのかなと感じていましたが、この1年で加速度的に変わりました。しかもトップダウンで進めるだけではなく、自分のような当事者の意見もボトムアップで聞いてくれるので、安心して働くことができています」と続けました。

また、2024年4月入社の新卒社員のグループは先輩社員たちとの一体感を感じたよう。 「NECソリューションイノベータの、家族のような温かい雰囲気が好きで入社しました。今回パレードに参加したことでよりそれを自分の中で落とし込めたというか、やっぱりこの会社の雰囲気が好きだとあらためて思えました」と話しました。

1994年に前身のパレードが始まって今年でちょうど30年。節目となった今回、東京レインボープライドには2日間で延べ約27万人が来場し、過去最多の動員数を記録しました。NECグループのブースにも2日間で1000名以上の方々に訪問いただき、盛況のうちに幕を閉じました。会場で感じたLGBTQ+当事者たちの熱い想いを胸に、NECソリューションイノベータでは今後もインクルージョン&ダイバーシティの取り組みを加速させていきます。
- ※NECグループにおいて、インクルージョン&ダイバーシティとは経営/事業における成長戦略そのものです。NECグループでは、インクルージョンが発揮されて初めてダイバーシティに価値があることを強調するために、あえてインクルージョンをダイバーシティの前に置いています。
・インクルージョン&ダイバーシティ: 社会との関わり

UPDATE:2024.05.17
<関連リンク>