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ケーススタディ
情シス価値向上サービス本来であれば、IT戦略の立案やDX推進など、
“攻めのIT”に注力すべき情シス部門が、日々の定型業務に追われてしまっている――
今回ご紹介するのは、そんな状況に悩んでいた企業が、当社サービスを導入し
運用業務の最適化で情報システム部員のリソースを確保し、機動力のある情報システム部門が構築されたケーススタディです。
実際の現場を想定したリアルなシナリオで、解決までのプロセスと効果をご覧ください。
情シス価値向上サービス ケーススタディ 建設業編
企業概要
業種:総合建設業(一般土木・建築工事)
年商:約600億円
従業員数:約1,000名(情報システム部門8名)

導入背景
DXによる生産性向上が急務だが、目指す方向が曖昧で推進体制も整っていない
- 建設資材高騰と労働規制で求められる施工の効率化
- 現場はデジタル転換に抵抗感をもっているが、生産性向上に向けた取り組みが必要
- 人材は現場要員の採用が先行し、DX人材の確保と育成が課題に
課題
限られたリソースでのDX推進と早期かつ中長期的な実行体制の構築
- 戦略に基づくデジタル化要求への迅速対応と計画の定期的な見直し
- DX戦略やIT中期計画を立案・実行・牽引する人材の育成
- 委託コストや育成コストを抑えつつ、継続可能な推進体制の整備
導入内容と効果
①IT実行計画支援サービス
【導入内容1】
IT環境分析などアセスメント結果を元に課題を整理し、課題が紐づくDX戦略の策定を支援
【効果1】
企画業務未経験の情報システム部員4名が参画し、経営戦略に即したDX戦略とIT中期計画の策定を3ヶ月で完了

- ITの専門家による客観的なIT環境分析は、社内で見落とされやすい潜在的な課題や改善点を可視化できました。
- 全社最適の視点で、経営課題をITによる解決策と結びつけることで、全社的な生産性向上と競争力強化の土台となるDX戦略を策定しました。
【導入内容2】
IT戦略の立案プロセスに併走しながらフレームワークや手法を伝授し、ITの上流スキルを強化
【効果2】
部員4名が計画策定を通じて実践的な企画立案プロセスを学び、DX牽引に向けたスキルが向上
- 企画の実践を通じて、現状把握や分析のための型となる手法と多面的に検討する視座の両方を養い、現場で有効なノウハウを蓄積することが可能になりました。
- プロジェクトの上流から下流まで各工程のつながりや実務上の制約を把握することにより実行性の高い企画立案につながりました。
②実行マネジメント支援サービス(PMO)
【導入内容】
システム刷新プロジェクトの上流から下流まで、PMOとして伴走しながらノウハウを伝授
- 企画フレームワークを活用した現状分析~施策立案やRFP策定
- プロジェクト管理プロセスの整備と定着化に向けたプロジェクト運営支援
- テスト計画の立案やテストデータの準備など情報システム部門の負荷が高い業務を支援

【効果】
プロの支援により、約6ヶ月分の採用・育成リソースを削減。PM本来の業務に専念しつつ、プロジェクト進行の要点を理解
- 情報システム部門の主体性を維持しながら必要な時にサポートするアシスト型にすることで、複雑なプロジェクトも自走できるまで現場力を向上することができました。
- システム導入の上流から下流までをOJTで、経験豊富なPMOが伴走支援。成功体験を重ねながら若手PMを早期育成し、社内のプロジェクト推進力が向上しました。

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情シス価値向上サービス ケーススタディ 製造業編
企業概要
業種:製造業(工業機械製造業)
年商:約500億円
従業員数:約700名(情報システム部門10名)

導入背景
現場では課題解決に向けてDXが加速しているが、その裏でIT環境リスクへの対策が後回しになっている
- 原材料の高騰や労働規制強化の影響で、生産性向上を目的に工場設備のスマート化が加速
- 工業設備を制御するOT導入が進むと同時に、ランサムウェア等のITセキュリティリスクの高まり
- 慢性的なデジタル人材不足。中堅製造業はより獲得競争が激化
課題
日々の運用業務と並行してIT環境リスクへの対策を推進できる体制の構築
- システム運用業務の負担を軽減し、限られた人材をIT環境リスクへの対策に専念できるリソース作り
- 業務の属人化を解消し、一定の品質で対応できる業務フローの再設計
- セキュリティの専門スキル習得と、リスクを踏まえた運用体制づくり
導入内容と効果
①運用自動化支援サービス
【導入内容】
アセスメントにより運用作業を可視化。重要度と効果をスコアリングし、効果が見込める業務から優先的に自動化

【効果】
約32種のシステム管理業務のうち6種を自動化し、150時間/月を確保。
- すべての業務を自動化するのではなく、自動化に適した定型業務から優先的に進めることで、費用対効果を高めながら運用業務を省力化することができました。
- 業務の棚卸と優先づけを通じて自社で担う必要性が低い業務を明らかにすることで、自動化と外部委託の判断基準が策定でき委託範囲が検討しやすくなりました。
②運用改善/標準化サービス
【導入内容】
自動化が難しい複雑化した業務を個人差が生じない状態に整理・定義しマニュアル化

【効果】
3名でしか対応できなかった19業務の整理を実施し、情報システム部門10名全員での対応が可能に。
- 自動化しない領域こそ、標準化でブレない現場運用にし、属人化のリスクを下げることができました。
- リスクを未然に防ぐ運用フローが確立されたことで、突発的な対応が必要になった場合も現場の混乱を最低限に留め、平常通りの運用体制を継続しやすくなりました。
③セキュリティ運用支援サービス
【導入内容】
現状のセキュリティ対策ツールと運用業務を分析し、脅威への対応や効率的な運用プロセスを検討
・運用設計
アラートやインシデント発生時の初動プロセスの設計や、日々の運用フロー/手順書/仕様書の作成支援
・運用支援
24時間365日セキュリティアラート監視体制やインシデント発生時のスポットサポートなど

【効果】
平時/有事における18業務の対処マニュアルができ、安全性を確保。担当者自らの専門知識でセキュリティリスクの分析・対処が可能に
- 適切な運用を通じてセキュリティ統制が実現し、IT環境の安全性が向上しました。
- 各担当者は実践を通じて特定領域(インフラ、ネットワーク、エンドポイント等)の専門性を習得することができ、部門全体で幅広い専門性を確保できました。

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