【16%削減事例あり】自動化による作業記録時間の削減とは?

NEC 現場作業支援ソリューション

報告書や作業管理のために作業記録は重要なものです。しかし作業記録のために多くの作業時間をかけ、結果として作業効率が悪くなっている作業現場が多々あります。

当記事では、作業記録を自動化したことで作業時間の削減に成功した事例を紹介します。作業現場で報告書などの作業記録に時間をかけている方はぜひ参考にしてください。

~目次~

作業記録時間を削減する「現場作業支援ソリューション」

NEC福島事業所における作業時間削減の事例

NECの福島事業所の事例を紹介します。福島事業所では、携帯電話の基地局装置や通信機器、衛星搭載機器、TV送信機などの製品を開発・生産しております。これらの機器は、国内はもとより海外150カ国以上に輸出しています。

作業記録の自動化前の課題

福島事業所では日々の改善活動の中で作業の効率化をすることが慣習となっています。作業時間を管理する中で各作業者が作業記録のためにかけている時間が課題としてあがっていました。

以前の福島事業所では作業記録は紙帳票に手作業で記載する形式でした。しかし手作業による紙帳票への記入は、続けている作業をいちいち止めることになるため作業時間への負荷となっていました。また紙帳票を管理者が集めて集計する必要もあるため、単純な作業者の記入時間以外にも時間がかかっている状態でした。

作業記録の自動化による効果

福島事業所では作業記録の時間削減のために現場作業支援ソリューションを導入しました。
現場作業支援ソリューションは下記イラストのような「音声認識による作業記録の自動収集ツール」です。

音声認識による作業記録には以下の特徴があります。

  • 作業記録の自動データ化
  • ペーパーレスによる管理の効率化

福島事業所では紙帳票で記載していた作業記録(チェックシート)を音声認識による作業記録に置き換えることで、作業記録の記載時間を削減することに成功しました。今までは組み立て作業中に手を止めて記載していた箇所も、作業実績を声に出すのみでヘッドセットのマイクから自動でデータ化されるようになりました。その結果、装置の組み立て工程においては16%の作業時間削減をすることができました。

自動化に成功した作業の種類

福島事業所では人が行う様々な工程で音声認識による作業記録を実施しています。作業記録が必要な工程は組み立てだけではありません。「ピッキング、組み立て、梱包」といった人が関わる作業記録で音声認識が活用されており、作業記録の時間削減に貢献しています。

  • ピッキング
    ヘッドセットのイヤホンから用意すべき部品が音声で指示されます。作業者はマニュアルや指示書を確認することなくピックアップできるので、正確かつスピーディーに必要な部品を準備しながら作業記録を残せます。
  • 組み立て
    作業者は音声の指示通りに、手を止めることなく組み立て作業を進められます。カバーを取りつける場所、ビスの本数など、的確な指示があるので迷うことがありません。作業の合間ごとに手を止めて作業記録をとることがないので、スムーズに作業を進行することが可能になります。
  • 梱包
    製品、発砲スチロール、ビニールシートなど、必要なものをダンボールにどの順番で入れていくのかが音声で指示されます。テープづけなどの作業手順もしっかり説明します。梱包作業を一つ一つ作業記録を残しながら行うため、作業ミスを防ぎながらも作業効率を向上させられます。

作業記録時間を削減する「現場作業支援ソリューション」

あなたの職場でも作業記録の自動化を進めませんか?

以上、作業記録の自動化について解説しましたが、手作業による作業記録はみなさんが思っている以上に時間がかかっています。そのため、自動化によって得られる作業効率化のメリットはとても大きいです。

現場作業支援ソリューションを活用することで、下記イラストのように人が行っている作業であれば、多様な業務における作業記録を自動化することが可能です。

現場作業支援ソリューションの詳細については下記のページで概要資料をダウンロードできます。ぜひご覧になってください。

作業記録時間を削減する「現場作業支援ソリューション」

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