新日本建設株式会社は、マンション用地の取得・企画から･管理・アフターサービスの全てを「自社一貫体制」で、50年にわたり推進してきました。近年は、業務改善による働きやすい環境整備に力を入れているものの、取引先や社内での紙文化が根強く、ペーパーレス化が中々進まない課題があったそうです。今回は、管理本部長の高橋氏と経営企画室の国分氏、秋元氏に、「EXPLANNER/C」を導入したきっかけや導入後の変化、今後の展望などを伺いました。

導入効果の概要

受発注関連業務での紙の使用量は半分まで減少

（国分）これまでの業務フローでは、例えば請求書であれば、現場責任者が請求書を本社に郵送し、本社の担当者が現場に代わりに基幹システムに入力していました。それを紙で出力してチェックし、紙でチェックしたものをさらに承認にまわしていたため、紙の消費量は多かったと思います。
EXPLANNER/C導入後は、そういった業務でも現場担当者が直接システムにデータ入力するようになり、それを本社側がワークフローで承認するだけになったため、紙でのやり取りが大幅に減りました。

（秋元）請求書の郵送だけでなく、手書きで行っていた作業が、システムからの入力に変わったことも、ペーパーレス化に繋がっていると思います。
また、手書き資料を各部署が保管していたものが、すべてシステムで保管・管理されることで、必要な時にだけ印刷するようになりました。とはいえ、現在も紙でチェックする部署は残っているので、全社的なペーパーレス化は今後の課題ですね。

（国分）ペーパーレス以外では、EXPLANNER/Cでは検索ができるから便利になった」という意見も聞いています。データが一元管理されるようになったので、入力業務の効率化もできているのではないでしょうか。

建設業向け基幹システムとしての機能とコストのバランスが大きな決め手に

（国分）複数社から最新の提案を受け、検討した結果、EXPLANNER/Cを導入することに決めました。
選定にあたっては、実績やノウハウ等を十分に確認した上で、導入によって今の課題が解決できるかどうかを検証し、導入コストとランニング費用を含めて、比較検討をしました。
その中でも、建設業ならではの機能の充実と、当社の両輪事業である不動産開発事業向けの機能があったのも、導入の決め手となりました。

これまでの「丁寧なチェック体制」をシステムで再現していきたい

（高橋）これまでの二重入力は、手間はかかるものの、さまざまな部署がその都度チェックできる体制だったともいえます。今後は、これまであったような「丁寧なチェック体制」を、手間をかけることなく再現したいと考えています。具体的には、入力時のチェック機能を高めることとデータ一元管理によって得られた蓄積データやBIツールとの連携によって、承認者が画面上で稟議、契約書、今回の支払データ等がスムーズに確認できる仕組や、傾向値や異常値などを確認できるようなシステム構築を目指しています。

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