特長

NEC 遺失物管理ソリューション

ご希望に合わせた導入形態でご提供

お客様にサーバを導入、もしくは、既存サーバを利用しシステムとデータを管理する、オンプレミス型。インターネット上でシステムとデータを管理する、クラウド型。これら2種類のご提供が可能です。オンプレミス型の場合、サーバのOSは、Windows/Linuxを選択していただけます。また、クラウド型をご利用の場合は、サーバ・データベース等のハードウェアが不要。クライアントだけでご利用いただけます。

オンプレミス型

メリット

  • 貴社資産(サーバ・データベース等)の流用が可能
  • 貴社イントラネット内でのご利用が可能
  • 貴社の業務運用へ合わせた、カスタマイズ対応が可能

選定基準の例

  • 社内ネットワークに制限した環境で利用したい
  • カスタマイズが多く発生する
  • 長期間システムを利用する計画がある
  • 活用できる資産が既に揃っている

クラウド型

メリット

  • サーバ・データベース等のハードウェアが不要
  • 短期間でのシステム導入が可能
  • 施設間での情報共有が可能

選定基準の例

  • 導入は短期間で行いたい
  • 利用が一時的
  • 関連施設で情報共有したい
  • サーバ・データベース購入費用が無料

遺失物情報の施設間共有によるCS向上

クラウド利用の場合、複数企業間での遺失物情報の共有ができるため、他企業施設で管理する遺失物の情報を案内することが可能です。
例えば、路線乗り入れの多い鉄道ターミナルや、商業施設が隣接するショッピングモールなどでは、情報共有化を図ることで、遺失者に他施設の情報も合わせて案内することが可能になります。それにより、遺失者の問い合わせや施設担当者の対応時間を軽減するだけでなく、企業のCS向上に貢献します。

情報共有は、導入施設単位でルールを設定する事ができます。情報共有先の施設を限定する事も出来ますので、業務に応じて利用制限を設定できます。
(施設間での情報公開規約に同意が必要です。)

※共有ルールはマスタに設定

業種に依存しないソリューション

「落し物・忘れ物」は、どの様な業種でも起こりうるものです。「NEC 遺失物管理ソリューション」は、お客様の業務に応じて、施設名称やワークフロー等を個別にマスタ管理する事で、業種に応じた細やかな運用が可能です。
また、改正遺失物法に対応した特例施設占有者向け機能を標準提供しております。必要な機能のみ利用できる様に、メニューレベルで利用制限することも、可能です。

遺失物情報の一元管理を実現

同じ契約者が保有している複数施設の遺失物情報を全て一元管理する事ができます。例えば百貨店のような複数拠点が存在する施設やショッピングモールに複数テナントが存在する施設において各々の遺失物情報の一元管理をすることができます。離れた施設や複数テナントが存在する施設の遺失物情報を共有することで、遺失者からの問い合わせに対して円滑に情報提供を行います。

個人情報の取扱いに対する考慮

ご担当者の権限に応じた情報アクセス制限や、ログインIDごとにログを採取することで不正アクセスや情報漏えいを防ぎトラブル防止効果を促します。ログを追跡すればどの画面を利用したか確認も行えます。

近年、個人情報の取り扱いがますます重要になっています。その為、個人情報は、折りたたまれた状態(非表示)で画面に初期表示され、参照時は操作する方の意思で表示させる画面UIとしています。同様に、データの保存にも配慮し、一般情報とは分けて個人情報を保持します。

尚、データ出力し分析にご利用頂けるようデータ出力機能も設けており、分析には、個人情報だけ削除し一般データを統計情報として残しておく対応が可能です。

業務画面はブラウザベース、帳票はPDF

業務画面はブラウザベース、帳票はPDFを利用し、個別にソフトを購入する必要はありません。
(ブラウザはIE11以上/Safari/Chromeを想定。帳票出力を行うパソコンにAcrobatReaderが必要。)

画面は、ユーザビリティを考慮した、直感的で使いやすいデザインを採用。画面幅に応じた3段階のレイアウトを考慮しており、利用する機器に応じて最適な描画を行うため、画面デザインが崩れることなくご利用いただけます。

帳票は、全てPDFで作成します。作成したPDFはサーバに保管し、対象のPDFを指定して印刷します。台帳や分析資料等、データ量が多くて処理に時間がかかる帳票も、印刷指示だけしておいて空いた時間に出力すれば、すきま時間を有効に活用する事が可能です。また、再出力する場合でも、同じ内容の帳票を出力できるため、データの変化を意識する必要がありません。

尚、警察へのデータ提出用として、フレキシブルディスクへのデータ出力にも対応しております。また、各帳票へのバーコード印字は標準で対応済です。業務に応じて選択して頂けます。

トータルコスト削減、作業工数削減

1.問い合わせ時間短縮

「落し物・忘れ物」を登録する際、主たる品目などはあらかじめ定められたリストから選択する方法を採用しています。これにより属人的な入力のブレをなくします。このことは、登録処理を簡単にするだけではなく、検索処理時に、同じリストからキーワードを選択する事で、ヒット率向上、並びに、検索時間短縮に貢献します。また画像登録機能を持っており、画像を確認しながら問い合わせに対応する事が出来る為、遺失者との情報の齟齬を減らし、迅速な対応を行えます。

2.運用引き継ぎの工数削減

遺失物管理作業が特定の方に依存してしまい、ご担当者様のご不在・ご異動などで、お困りになった経験はないでしょうか。「NEC 遺失物管理ソリューション」は、遺失物法に準拠した運用となっており、直観的に操作可能な画面を提供しておりますので、どなたでもご利用が可能で、ご担当者様変更時の引継作業を容易に行え、引継ぎ工数の削減に貢献します。

3.ペーパレス化

データ一元管理による施設間の情報共有を実現します。これにより、お客様で運用している管理台帳の印刷、ワークフローや他施設間連携業務に伴う資料印刷を廃止できます。

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