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コンプライアンスとリスク・マネジメント
当社にとって、お客さまをはじめとする社会からの信頼を獲得、維持することは最も大切なことであると考えています。
Principlesに「常にゆるぎないインテグリティと人権の尊重」を掲げ、コンプライアンスを経営の基本に置き、役員から従業員に至るまで、全社的な取り組みを継続的に実施します。
基本方針
コンプライアンス
役員・従業員の一人ひとりがコンプライアンスを自分事として認識し、Code of Conduct (NECグループ行動規範)に基づく行動を日々実践することで、コンプライアンスをNECソリューションイノベータの企業文化にすることを目指します。
リスク・マネジメント
「リスク管理基本規程」に基づき、効果的かつ総合的にリスク管理体制を構築し、経営上、重点的に対策を講じる必要があるリスク(重点対策リスク)を毎年定め、それに関する対策を検討し、実行・評価を行います。
推進体制
トップマネジメントを含めコンプライアンスの徹底と効果的なリスク・マネジメントの実践に取り組んでおり、リスク・コンプライアンス委員会や推進部門としてCSR推進部を設置し活動をしています。

経営会議 | 重点対策リスク、その他経営戦略上の重要なリスクの審議を含め、経営方針や経営戦略などNECソリューションイノベータの経営に関する重要事項について審議します。 |
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リスク・コンプライアンス委員会 | 不正行為の根本的な原因究明、再発防止・予防策の検討ならびにリスク管理に関する活動方針および重点対策リスクの選定・対応方針の審議を行います。重点対策リスクの具体的な施策に関する検討・進捗状況について、担当部門から定期的に報告を受け、活動の成果や課題、今後の活動計画などを確認し、必要に応じて施策を改善・強化するための方向性を指示するなど、全社のリスク管理の実施において監督機能を果たしています。 |
CSR推進部 | Code of Conduct (NECグループ行動規範)の周知をはじめとしたコンプライアンス徹底のための各種施策を企画立案し、実施しています。また、事業部門およびスタッフ部門が実施するリスク・マネジメントが体系的かつ効果的に行われるように、必要な支援・調整および指示を行います。 さらに、「NEC グループ内部監査部門」から定期的に監査結果の報告を受け、意見交換を行っています。 |
活動内容/活動実績
1.コンプライアンス
「NECコンプライアンスの日」に伴う各種施策の実施
コンプライアンスをNECソリューションイノベータの企業文化とするため、例年11月に設定される「NECコンプライアンスの日」にあわせて周知・啓発活動を行います。
【2023年度実績】
2023年は社長からメッセージを受け、コンプライアンスの重要性を全従業員に徹底しました。また、NEC主催にて開催している「NECコンプライアンスの日」の各種イベントに多数参加しました。
教育・啓発活動
全役員・従業員を対象として、コンプライアンスに関するWeb教育を毎年1回実施しています。また、Code of Conduct (NECグループ行動規範)をはじめとした社内ポリシーを遵守する旨の誓約を従業員から取得しています。このほか、当社では、新入社員教育や新任役員、新任事業部長向けの階層別教育などの機会を活用して、Code of Conduct (NECグループ行動規範)に則った行動の重要性を徹底しています。
【2023年度実績】
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コンプライアンスに関するWeb教育:2023年10月実施
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階層別教育:新入社員(2023年4月実施)、新任課長/新任部長クラス (2023年5月実施)、新任事業部長クラス(2023年8月、9月実施)
コンプライアンス・ホットライン(従業員やお取引先などからの通報窓口)
内部通報窓口として「コンプライアンス・ホットライン」を設置しており、法令やCode of Conduct (NECグループ行動規範)に違反した行為、または違反するおそれのある行為が行われていたことを知った場合の相談・申告を受け付けています。
当社の「コンプライアンス・ホットライン」のほか、NECグループおよび第三者機関(㈱インテグレックス)の「コンプライアンス・ホットライン」が利用できます。
これらホットラインへの相談や申告の事実とその内容については、対応に従事する関係者により秘密の厳守が保証され、また相談者は、相談や申告の事実により不利益を受けることは一切ありません。これらの内容をイントラネットで明示するとともに、教育等の機会を通じて従業員に周知しています。
また、公益通報者保護法の改正(2022年6月1日施行)に伴い、公益通報対応に関わる従事者の指定および誓約の取得等、運用を見直し対応しています。
【2023年度実績】
相談・申告受付件数:8件
2.リスク・マネジメント
リスク・マネジメント体系
当社のリスク・マネジメントは、事業部と全社の両輪で年度単位にPDCAを実践しています。

「重点対策リスク」の選定とその対策
事業部長へのアンケート方式による「リスク管理実態調査」で把握したリスク評価の結果を踏まえ、対策の必要性、企業経営への影響の大きさおよび社会への影響度などの観点から、毎年「重要リスク」を抽出しています。その中から特に影響が大きいと評価されるリスクを「重点対策リスク」として選定し、対策を講じています。重点対策リスクへの対応状況は、毎月開催しているリスク・コンプライアンス委員会で管理しています。
【2023年度実績】
各部門におけるリスク評価:2023年12月、全社の重点対策リスク決定:2024年4月
3.内部監査
「NEC グループ内部監査部門」による内部監査
第三者による内部監査を「NEC グループ内部監査部門」に委託し、定期的に監査を受けています。監査結果に基づき、事業部門では指摘事項に対する改善を実施し、スタッフ部門では事業部門と連携しながら全社プロセスの改善等を検討、実施しています。また、監査の結果は、経営幹部およびリスク・コンプライアンス委員会で共有し、再発防止に向けた注意喚起等を行っています。
【2023年度実績】
内部監査:6組織実施(事業ラインレベル:2部門、事業部レベル:4部門)