サイト内の現在位置
コラム
プロジェクト管理とは?
マネジメントの重要性や実践するためのツール・手法を解説

UPDATE : 2026.02.20
ある日突然、上司からシステム刷新のプロジェクトリーダーを任命されたら、あなたは問題なく任務をやり遂げる自信はありますか。
プロジェクト管理とは、目標達成のために、人・物・お金・情報・時間といったリソースを適切にコントロールし、プロジェクトを計画通りに遂行することが求められます。
プロジェクト管理が不十分な場合、進行の遅延や成果物の質の低下を引き起こしかねません。しかし、適切な管理手法を用いることで、QCD(品質・コスト・納期)を確保し、収益を最大化することができます。IT/DX戦略が企業の成長戦略の要となる中、プロジェクト管理は「変革のためのベーススキル」となっています。
本記事では、9つの重要管理項目や具体的な手法、成功に欠かせない5つのポイントをわかりやすく解説します。
INDEX
- プロジェクト管理とは
- プロジェクト管理の目的
- プロジェクト管理が重要な理由
- プロジェクト管理における9つの重要管理項目
- 1.スコープ管理
- 2.スケジュール管理
- 3.要員管理
- 4.コスト管理
- 5.品質管理
- 6.リスク管理
- 7.コミュニケーション管理
- 8.調達管理
- 9.ステークホルダー管理
- プロジェクト管理の流れ
- 1.目的、ゴールの決定
- 2.タスクの洗い出し
- 3.スケジュールの策定
- 4.進捗管理、スケジュール調整
- プロジェクト管理の手法(可視化・開発)
- 1.ガントチャート
- 2.WBS(Work Breakdown Structure)
- 3.CCPM(Critical Chain Project Management)
- 4.EVM(Earned Value Management)
- 5.PERT(Program Evaluation and Review Technique)
- 6.アジャイル型
- 7.ウォーターフォール型
- プロジェクトに適切な手法の選び方
- プロジェクト管理を成功させるポイント5つ
- 1.具体的な予定作成と定期的な見直し
- 2.予算の策定とコストの適正化
- 3.定期的なミーティングと情報共有の標準化
- 4.リソースの現状把握と最適化
- 5.ビジョン・ミッション・目標の明確化と浸透
- 成功するプロジェクトチームをつくるには
- 優秀なプロジェクトメンバーを幅広く探す
- PM(プロジェクトマネージャー)の職務を明確化する
- 全員で職務を遂行する文化を醸成する
- 外部のPMOコンサルタントやサービスを頼る
- NECソリューションイノベータがPMOの導入支援
- まとめ
プロジェクト管理とは
プロジェクト管理とは、プロジェクトを計画通りに遂行するために、人・物・お金・情報・時間といったリソースを適切にコントロールすることです。
その中心的な役割を担うPM(プロジェクトマネージャー)は、計画の立案、タスクやスケジュールの把握、品質管理などを行い、目標達成に向けてプロジェクト全体を統括します。例えば、ITシステムのプロジェクトの場合、システムの開発を委託するユーザーの立場、システム開発を受託するベンダーの立場がありますが、どちらの立場においてもリソースを最適化して成功をめざすという本質は変わりません。
プロジェクト管理の目的
プロジェクト管理を行う最大の目的は、あらかじめ計画したリソースを活用し、プロジェクトの目標を達成し、成功に導くことです。ユーザー企業では、例えばシステム刷新の目標が、業務効率化や省人化とされていれば、プロジェクトを通じてその達成を目指す必要があります。ベンダー企業では、受託したシステムのQCDを担保しつつ、プロジェクトの利益を確保することも目標となるでしょう。
そのためには、品質基準を設け、それをクリアするために分析、改善、管理を継続することも不可欠です。
プロジェクト管理が重要な理由
プロジェクト管理においては、品質・コスト・スケジュールなどの各要素をバランスよく管理することが必要です。
もし、すべてのタスクの進捗管理を正確に把握・理解できていない場合、プロジェクトの遅延、予算超過による利益の損失、さらには納品物の品質不良といった深刻なトラブルが発生します。こうした事態に陥ると、当初設定した戦略目標が達成されないだけでなく、ステークホルダーとのトラブルや企業イメージの低下など、多方面にわたり悪影響が及ぶ可能性があります。
また、管理不足はプロジェクトだけでなく、メンバー同士のトラブルを引き起こす原因にもなり得ます。あらゆるリスクを回避し、プロジェクトを成功に導くためには、組織的なマネジメントが極めて重要となるのです。
プロジェクト管理における9つの重要管理項目
プロジェクトを円滑に進めるには、QCDやチームのパフォーマンスを支える9つの項目を適切に把握・管理することが不可欠です。専門的な知見に基づき、IT戦略との整合性確保や潜在リスクのコントロール、プロセスルールの統一を徹底することで、プロジェクトのブラックボックス化を防ぎ、確実な目標達成をめざします。以下、主要な管理項目の要点を解説します。
1.スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの目標や成果物の範囲を定義し、その範囲を適切に管理することです。スコープを明確に定めることで、プロジェクトの範囲をコントロールし、不要な作業の発生を防げます。これにより、納期・コスト・品質の破綻を防ぐことができるでしょう。特にユーザー企業との詳細な業務のすり合わせが必要となるベンダー側において、極めて重要な管理項目です。
2.スケジュール管理
スケジュール管理とは、プロジェクトの進捗状況を把握し、計画通りに進めるために必要な時間と人的リソースを適切に管理することです。これは目標達成に不可欠な作業内容や成果物を明確にしたうえで、それらを時間軸に落とし込む手法でもあります。計画に遅れが生じると、プロジェクト全体が遅延するリスクがあるため、徹底した進捗管理と適時な調整が求められるのです。
3.要員管理
要員管理とは、プロジェクトに関与する人材の選定や配置、および業務負担のバランスを管理することです。個々のスキルや役割を明確にし、チーム内での「適材適所」を実現することで、作業効率の向上や確実な目標達成へとつなげます。特定のメンバーに負荷が集中しないよう状況を把握し、必要に応じてリソースを再配置・調整することも、円滑な進行には欠かせない要素です。
4.コスト管理
コスト管理とは、プロジェクトにかかる費用を予算内に収めるよう管理することです。具体的には、必要なリソースの見積りや予算設定、進行中の実績把握と調整などの業務が含まれます。人件費や外注費を適切にコントロールし、工程の無駄を削減することで、プロジェクトの利益を最大化させるために不可欠です。
5.品質管理
品質管理とは、製品やサービスの品質を維持し、改善し続けるための手法です。具体的には、品質目標や品質を確保するための方針を定める「品質保証計画」、基準達成に向けた改善活動を支援する「品質記録・ガイドライン策定」、実際の作業を測定・監視・記録・分析する「品質管理」、品質管理をインプットとし品質判定を行う「品質保証」の4つのプロセスがあります。仕様通りに作り、機能的な不具合がないことだけでは不十分であり、ユーザー企業の要求を満たす成果物が求められます。そのため、スコープ管理と同様、特にベンダー側において極めて重要な管理項目となります。
6.リスク管理
リスク管理とは、プロジェクトにおいて発生しうる契約・要件・体制・スケジュール・原価・顧客状況などに潜む不確実性を特定し、その影響を最小限に抑えるための予防策を講じることです。事前にリスクを洗い出し、対応策・優先順位を準備しておくことで、トラブル発生時にも迅速な対応が可能になります。潜在リスクを早期に発見し対処することは、QCDの維持と確実な目標達成のためには外せません。
7.コミュニケーション管理
コミュニケーション管理とは、円滑なプロジェクト推進のために、メンバー間の情報共有や報告を適切に管理することです。チーム内はもちろん、ステークホルダーとも足並みを揃え、プロジェクトの目標に向かって一丸となるために必要な要素となります。情報の窓口を一本化し、関係各所の橋渡しを行うことで認識の齟齬を防ぎ、チーム全体の連携を強化してプロジェクトの成功の成功率を高めます。
8.調達管理
調達管理とは、プロジェクトに必要な外部リソースやサービスの調達先を選定し、契約を管理することです。物品やサービスの計画・手配を通じて、プロジェクトを円滑に進めるための適切な供給を確保します。管理対象にはベンダーのマネジメントも含まれるため、特にプロジェクトを依頼するユーザー企業にとって非常に重要な管理項目となります。
9.ステークホルダー管理
ステークホルダー管理とは、利害関係者を特定・分析し、関係性を維持・調整し、合意形成を図る活動のことです。目的・要求事項の理解をすすめ、ステークホルダーの満足度をあげ、プロジェクト内外の支持者を増やし、エンゲージメント向上を図ります。ベンダーから上がってきた報告や成果物に対し、最終的な判断や決裁を行う機会が多いユーザー企業にとって、合意形成を円滑に進めプロジェクトを停滞させないためのとても重要な管理項目となります。
プロジェクト管理の流れ
プロジェクトの成功には、事前の計画立案が大切です。一般的にプロジェクト管理は、次の4つの手順に沿って進められます。ここからは「目的・ゴールの決定」「タスクの洗い出し」「スケジュールの策定」「進捗管理・調整」という具体的な流れを順に解説します。

1.目的、ゴールの決定
プロジェクトの成功は、目標を明確にすることから始まります。具体的には、品質、予算(コスト)、スケジュールについて、具体的かつ測定可能な目標を設定します。これにより、チーム全体の意思統一やモチベーションの向上を図ることが可能になります。ただし、定量的な目標の設定だけでは不十分です。「そもそも何のためにこのプロジェクトを行うのか」という本質的な目的やゴールをチームメンバーやステークホルダーと共有することが、成功への重要な指針となります。
2.タスクの洗い出し
目標が確定したら、次はその達成に必要な作業を「タスク」として洗い出します。後述するWBS(作業分解構造)などの手法で細分化し、それぞれの優先順位や着手する順番を整理することで、効率的なプロジェクト進行を可能にします。タスクはメンバーのスキルや役割に応じて適切に割り振ります。また、ユーザー企業の立場では、自社でマネジメントする領域とベンダーに任せる範囲を明確に定義することが、プロジェクトを円滑に進めるための鍵となります。
3.スケジュールの策定
スケジュールの策定では、各タスクに必要な人員を割り振り、納期を遵守するための計画を立てます。特定のメンバーに過度な負担がかからないよう、業務負荷を把握した上でリソースを配分することが大事です。一般的には、ユーザー企業がベンダーとの役割分担を整理した「大線表」を提示し、それに基づきベンダー側から具体的な提案を受けます。その際、進行を妨げる潜在的なプロジェクトリスクを特定し、事前に対策を講じておく必要があります。
4.進捗管理、スケジュール調整
進捗管理やスケジュール調整では、進捗を常にチェックし、プロジェクトが計画通りに進んでいるか正確に把握することが大切です。遅延やボトルネックが発見された場合は早期に対処し、リソースの再配分などを含めた迅速な軌道修正を行いましょう。管理対象は人員やスケジュールだけでなく、予算や品質の面でも随時確認を行い、QCDのバランスを維持しながら目標達成へと導きます。
プロジェクト管理の手法
プロジェクト管理では、状況や目的に応じて最適な手法を使い分けることが重要です。効果的な管理を遂行するには、ツールの活用やフレームワークの導入が欠かせず、それぞれの特徴を正しく理解することが肝心です。また、プロジェクトの目標達成には責任者や統括者による日常的な管理も不可欠です。ここでは、管理手法であるガントチャートやWBS、開発手法のアジャイル、ウォーターフォールといった代表的な手法を解説します。
1.ガントチャート
ガントチャートとは、表と棒グラフを用いてプロジェクト内の細分化された各タスクの進捗を把握できるツールです。縦軸に作業内容や担当者、横軸に期間を配置することで、個々の作業工程や期日を視覚的に捉えられます。プロジェクトの全体像を一目で確認できるため、スケジュールの管理や調整を行う際に非常に便利です。
2.WBS(Work Breakdown Structure)
WBS(作業分解構造)は、プロジェクト全体を細かなタスクに分解し、木のような構造で可視化する手法です。必要な作業を洗い出して順序を整理し、すべてのタスクに担当者を設定して構造化します。全体を視覚的に分解することで、計画の立案や調整、進捗状況の追跡を容易に行えるのが大きな特徴です。
3.CCPM(Critical Chain Project Management)
CCPMは、各タスクの納期を可能な限り短縮し、確保した余裕を「バッファ」としてプロジェクト全体で管理する手法です。個別のタスクから無駄を省き全体で調整することで、納期の遅延を最小限に抑えられます。また、プロジェクト全体に影響を及ぼす重要なタスクを正確に把握できるため、大規模な案件を効率的に進める際に有効です。
4.EVM(Earned Value Management)
EVMは、労務費などのコストを軸とした管理手法です。計画上の出来高(PV:Planned Value)、実際にかかったコスト(AC:Actual Cost)、完了した実績値(EV:Earned Value)、完了時の総予算(BAC:Budget at Completion)という4つの指標で構成されます。これらを積み上げ折れ線グラフで表示することで、予算やスケジュールの差異を可視化し、プロジェクトの進捗を正確に把握することが可能になります。
5.PERT(Program Evaluation and Review Technique)
PERTは、タスクや作業の処理順序の関係を図表化して把握するためのツールです。プロジェクト各工程の依存関係を矢印でつなぎ、それぞれの所要時間を記入して「PERT図」を作成します。これにより、タスク同士の相互関係と順序関係を明確にできるのが特徴。複雑なプロジェクトにおいて重点を置くべきポイントや問題点の特定に有用です。
6.アジャイル型
アジャイル型は、タスクを複数のステージに分割し、反復的にレビューを行う遂行上の枠組み(フレームワーク)です。代表的な手法に「スクラム」があり、短期間の「スプリント」を繰り返して開発を進めます。また、タスクを視覚的に管理し、チームのコミュニケーションを促進する「カンバン方式」も広く併用されます。
アジャイルの真の意義は、単なる開発期間の短縮ではなく、MVP(Minimum Viable Product:最小限のプロダクト)を早期にリリースして価値検証を行える点にあります。仕様変更には柔軟ですが、プロジェクト全体を俯瞰することや、個々のタスクの優先順位把握が難しくなる側面には注意が必要です。
ウォーターフォールとの単純な比較は不適切であり、インフラ構築はウォーターフォール、アプリ開発はアジャイルといった「ハイブリッド型」の運用をするケースもあります。
7.ウォーターフォール型
ウォーターフォール型は、要件に基づきプロジェクトを複数のフェーズに分け、上から順に完了させていく手法です。各工程が明確に区切られているため、進捗管理が容易で、プロジェクト全体の計画を立てやすいというメリットがあります。一方で、仕様変更への柔軟性が低く、一度完了した工程への手戻りは多大な時間とコストを要し、開発期間が長期化しやすい点がデメリットです。
プロジェクトに適切な手法の選び方
プロジェクト管理手法は、プロジェクトの特性に基づいて選定することが推奨されます。判断基準のひとつは、ユーザーへの提供価値を具現化する具体的な方法が、現時点で「見えているかいないか」です。
要件が明確でゴールまでの道筋が確定している「見えている」プロジェクトには、計画的なウォーターフォール型が適しています。対して、ユーザーの反応を見ながら柔軟に内容を固めていく「見えていない」状態には、アジャイル型が向いています。
また、これらを組み合わせた「ハイブリッド型」という選択肢もあります。例えば、基盤となるバックエンドはウォーターフォールで堅実に開発し、フロントエンドはアジャイルで改善を繰り返すといった運用が可能です。最適な手法の判断が難しい場合は、専門的な知見を持つベンダーと協力して進め方を整理することをお勧めします。
プロジェクト管理を成功させるポイント5つ
これまで見てきた通り、プロジェクト管理は多岐にわたるリソースの制御が必要であり、非常に難易度が高い業務です。しかし、重要なポイントを押さえることで成功確率は確実に高まります。ここからは、予定作成やコスト管理、情報共有の標準化、リソース最適化、目標の浸透といった、プロジェクトを成功へ導く5つの要点を解説します。
1.具体的な予定作成と定期的な見直し
プロジェクトの成功には、全体のスケジュールを俯瞰し、進捗に合わせてタスクを適切にコントロールすることが重要です。計画段階で必要なタスクをすべて洗い出し、優先順位や所要時間を明確にした上で、実現可能なスケジュールを策定します。また、定期的に進捗を確認し、計画と実績のズレを早期に把握して修正し続けることが、納期遅延などのリスクを回避するポイントです。
2.予算の策定とコストの適正化
プロジェクトの達成には、開始時の正確な予算設定が欠かせません。そこで過去のデータを参考に精度の高い見積りを行い、現実的な予算を策定します。進行中は全体を俯瞰して継続的にコストを監視し、計画と実績の差異を早期に把握・是正することが重要です。リスクへの先回り対策や無駄の削減を徹底し、最終的に適切なコストで完了できるよう予算をコントロールし続けることが求められます。
3.定期的なミーティングと情報共有の標準化
素早い連絡や報告ができないと進行が停滞するため、リアルタイムで情報を共有する必要があります。管理ツールでタスクや進捗を可視化し、関係者全員で状況を共有することで、作業がスムーズに進みます。チャットや定例会議を活用し、報告のルールやフォーマットを統一して情報共有の標準化を図りましょう。計画遅延などの問題点や変更理由に加え、メンバーの心身の状況も把握することでより良い結果につながります。
4.リソースの現状把握と最適化
プロジェクト管理ツールやワークフローを導入し、進捗の可視化と一元管理を行うことが重要です。リソースの稼働状況を正確に把握することで、最適な人員配置が可能となり、業務の効率化や品質向上につながります。また、情報がリアルタイムに共有される仕組みは、管理者の業務負担を大幅に軽減するだけでなく、課題の早期発見や迅速な意思決定に結びつきます。
5.ビジョン・ミッション・目標の明確化と浸透
プロジェクトの成否は、メンバー全員が同じ目標に向かって取り組めるかどうかにかかっています。関わる人全員がプロジェクトの目的や意義を正しく理解し、チームとしての方向性を統一しておく必要があります。その上で、各自の役割と責任を明確に定義することで、一人ひとりが目標達成へコミットし、組織として効率的に機能できるようになります。計画段階でのゴール設定と浸透が非常に大切です。
成功するプロジェクトチームをつくるには
成功するプロジェクトチームの構築には、多様性と専門性のバランスが肝心です。各メンバーの役割と責任を明確化し、プロジェクトに最適な規模と構成を選択することが求められます。ここからは、優秀なメンバーの確保やPMの職務定義、全員で遂行する文化の醸成、外部PMOの活用など、強力な体制を築くためのポイントを解説します。
優秀なプロジェクトメンバーを幅広く探す・育成する
プロジェクトの成功には、専門知識と高い問題解決スキルをもつ人材の確保が必須です。併せて、チーム内の関係を円滑にするコミュニケーション能力を重視し、互いの弱点を補完できるバランスの良い人選を行います。また、チームビルディングや教育を通じた人材育成を図り、組織全体の遂行能力を底上げすることが重要です。
PM(プロジェクトマネージャー)の職務を明確化する
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体の進行管理を担う責任者です。その使命は、プロジェクトの目的を完遂し、成功へと導くことにあります。具体的な職務は多岐にわたり、予算・納期・品質の管理に加え、人・物・お金・情報・時間といったリソースを適切に配分・制御しながら、計画通りに遂行する役割を担います。大切なことは責任者として適切な判断をすることです。プロジェクト管理に翻弄されないよう PMがどこまでこれらを担うのか、チーム構築時にはプロジェクトの性質に合わせ職務を明確に定義することがポイントです。
全員で職務を遂行する文化を醸成する
プロジェクトの成功には、メンバー間の信頼関係を構築し、協力的な環境をつくることが重要です。オープンなコミュニケーションと透明性を確保し、情報を隠さず共有できる場を整えましょう。また、失敗を許容し、称賛する文化を醸成することで、課題を早期に共有・解決できる、強固なチームへと成長します。
外部のPMOコンサルタントやサービスを頼る
PMO(Project Management Office)とは、プロジェクト全体を管理・支援する役割を指します。プロジェクト管理は非常に難易度が高いため、経験豊富な外部の専門家に頼ることで担当者の負担を軽減することができます。専門家は豊富なノウハウの活用、客観的な視点で分析を行うため、社内人材だけでは気付きにくい事前のリスク管理や課題の早期発見が可能です。また、自社だけでは考えが及ばないような専門的な解決策を提示してもらえる点も、専門家を活用する大きなメリットです。
NECソリューションイノベータがPMOの導入支援
NECソリューションイノベータは、企業のプロジェクト推進をバックアップするPMO支援サービスを展開しています。プロジェクトの設計から立ち上げ、さらには現場への定着化に至るまで、一貫した支援を提供できる体制を整えています。
NECグループ培った多様な業界におけるシステム開発のPMとしての知見と、大規模開発を支える1万人規模のSE集団の豊富な実績が私たちの大きな強みです。単なるツール導入に終始するのではなく、お客様が直面する課題や組織の特性を深く理解し、それらに応じた柔軟なPMO体制を個別に提案します。
支援領域は非常に幅広く、プロジェクトマネジメントの成熟度診断やKPI設計、実効性のある会議体運営、さらには専門人材の育成支援までを網羅。特に、現場に寄り添う「伴走型」の支援スタイルは、ノウハウの移転を通じた内製化までを視野に入れており、将来的な自立運営を強力に後押しします。
「実行力」と「現場視点」にこだわり、形骸化しない「PMの右腕として機能するPMO」を実現する私たちのサービスは、IT戦略を着実に実行したいお客様の心強いパートナーとなるはずです。「プロジェクトの成功率を向上させたい」とお考えであれば、NECソリューションイノベータへの相談を是非ご検討ください。
まとめ
プロジェクトを成功へ導くには、QCDのバランスを保ちながら、状況に応じて最適な管理手法を選択することが必要不可欠です。具体的な計画立案や情報共有の標準化を徹底するとともに、必要に応じて的確な判断材料を提示できる外部PMOなどの専門家も活用しましょう。強固な管理体制と円滑なコミュニケーションを築くことが、確実な目標達成とチームの成長につながります。




