NECソリューションイノベータの「NEC 製造業現場力向上パートナーズプログラム」は、モノの流れをリアルタイムに収集する新たな仕組みとしてIoTを活用し、リードタイム短縮に向けた問題点の可視化、全体での共有と改善活動を支援すると共に、事業の成長サイクルを継続的にまわしていく取り組みに貢献いたします。
モノの流れの情報を、ごく一部しか収集できていない
リードタイムの管理・短縮には、現場でのモノの流れを「事実情報」として正確に捉えるための実績入力が必要です。しかし、実績入力作業は現場への負担が大きく、「淀み」の発生要因のひとつになっていたり、価値を生まない「ムダ」と判断されるケースもあるようです。そのため現場では、正味作業時間さえ収集できておらず、ましてや待ち時間や滞留時間などはほとんど測定・収集できていないのが実態ではないでしょうか。
モノの流れの情報こそ、現場改善に向けた金のデータ
例えば、経験的に現場はうまく回っていると思っていても、それは思い込みであって事実ではないかもしれません。把握できていない淀みと、淀みを生み出しているムダが潜在している場合が少なくありません。事実情報の収集・分析は、今気づいていない問題・課題を洗い出す客観的なモノサシの役割を果たします。このモノサシを手にすることでリードタイム短縮に向けた真の現場改善に向けた取り組みが可能になるといえます。
モノの流れの情報は、IoTで容易に見える化できる
現場における事実情報の収集を、人的な実績入力に頼らず自動的に行うための新たな仕組みがIoTです。「NEC 製造業現場力向上パートナーズプログラム」では、ITシステムである「NEC 製造業工程デジタル化ソリューション」を活用することで、モノの位置情報をもとに、材料・部品等の入庫から製品としての出荷まで、一連のプロセスにおけるモノの流れを事実情報として自動収集し、可視化します。現在位置、遅れ情報、ライン停止時間、滞留時間、作業待ち時間などをリアルタイムかつ正確に収集し、提供することを可能にします。また、得られた事実情報をもとに、リードタイム短縮に向けた淀みの発見、ムダの徹底排除のみならず、改善の評価管理、リソースの活用評価など、全社での経営改善、新たな戦略展開に向けた意思決定を支援いたします。