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Part3 キャッシュフロー経営を支援するシステムとは?

第3回 キャッシュフロー経営で、磨け真の企業価値!

【Part3】キャッシュフロー経営を支援するシステムとは?

キャッシュフロー経営には、収益管理とは少し異なる視点と仕組みが必要になります。ITを上手く活用して、キャッシュフロー経営を効率的に進めましょう。

さっき(Part2)で話した「社内金利制度」を導入してみてはどうだろう?

わしは、DCF(ディスカウントキャッシュフロー)や回収期間法にとっても興味が沸いてきちゃったんだけど。

是非、検討されるとよいと思います。ただし、期待効果を具体的にイメージできなければ本格的に投資するにはリスクが高いです。実現性の検討も充分行ないましょう。「やる」「やらない」の判断も重要ですが、今(いつ)、どのレベルの取り組みを行なうかを決めることも、とても重要だと思います。

DCF(ディスカウントキャッシュフロー)や回収期間法にこれから取り組むのであれば、ひとまず表計算ソフトを駆使してやってみてはどうでしょう。それができる人・行なう人は企業の中のごく一部ですし、計算過程において人が考える部分が多いですから。

そうですね。システム化するなら、規模のメリット/自動化によるメリットを享受できる部分(業務)にするのがよいでしょう(※)。

  • 但し、外部からの不可避な要因がある場合は別です。

システム化の実現性を考える上では、社内の制度や組織構造にも充分注意が必要です。例えば、先ほど話しに出た社内金利制度の導入は、システム以外の課題の方が多いかもしれません。

私たち、さっき(Part2)の「全員キャッシュフロー経営」という言葉にシビレました!経営層だけでなく、現場も変わっていくような確実な取り組みを始めたいです!!

その思い(考え)、良いと思います。で、現場を変えるなら直球勝負が一番!例えば、実績ベースのキャッシュフロー的業績管理の仕組みを導入するなんてどうでしょう。そして、実績に含まれる情報から将来の予測をするのです。「正確性・確実性・取り組みやすさ」という点で、これに勝る第一歩はないと思います。

では、キャッシュフロー的業績管理システムの一例をこれからご覧いただきましょう。

ようやく、ボクの出番が来たようですね!
今回もGroupVisionを活用します。

会計期間の単位で仕訳計上日を基準に限られた分析軸で会計上の実績情報を見る場合には、会計システムだけで充分かもしれません。しかし、会計の枠を超えた分析や詳細なセグメント分析のためには、会計システムとは別に、しっかりとした実績収集&分析のための基盤が必要になります。これはキャッシュフロー経営に限った話ではないですが。

いやいや、資金繰りはタイミング(期日)が命ですから、キャッシュフロー経営にこそ、このようなシステムが有効だと思いますよ。
もし外貨建て取引が多い場合には、外貨建ての債権債務もしっかり管理したいですね。「どの通貨の資産負債をどの程度持っているか・それらの資産負債が今どれだけの価値があるか・通貨別/決済日別にバランスがとれているか・将来的にどうなるか?」予測して将来に備えましょう。決済されるまで気をゆるめられませんよ。

取引実績ベースの仕組みだから活動結果(回収状況)もすぐに把握できる。
こういう仕組みは事業規模が大きくなるほど有効だな。これはなかなかいいかもね。

わしにもよ~く理解できた。納得じゃ。
よしっ、まずはここから始めようじゃないか!

シンプルな実績情報でも、見方を少し工夫することで、非常に有用な情報に変わります。ただ、どのような仕組みがBESTか、何から始めるのがよいのかは一概には言えませんので、お客様と一緒にアイディアを練って行きたいと考えております。今回のお話にご興味を持たれましたら、是非、私どもにお声をかけて下さい。

【おまけ】キャッシュフロー経営は、グループ経営で本領発揮!

経営管理の対象を個社から企業グループへと広げてみると、キャッシュフロー経営の管理領域や取り組みの選択肢が一気に広がりますよ。

この中から、システム化が有効と思われる取り組みを2つ、簡単なシステム構成イメージでご紹介します。なお下記「(1)グループ内債権債務整合・相殺」は、当ホームページ「グループ会計ソリューション」に掲載のソリューション例『グループ間債権債務整合』の発展型となります。

グループを統合管理するような仕組みを構築するのは、どうしても大掛かりなものとなり、リスクも大きいです。だだ進め方を工夫することでリスクをかなり減らすことはできます。

対応するポイントを絞って、部分的・段階的な改善を行い、少しずつ着実に前進する、そういう選択肢も充分検討して下さい。(ボクの得意領域です)

どんなにハードルが高くても、やらなければならないことはあります。実現できそうで、実は難しいことがある一方、実現性が高く効果が期待できる取り組みも意外なところに存在します(多分)。色々と視点を変えながら、より良い取り組みを探していきましょう!(是非、私どもとご一緒に)。

ということで、今回はキャッシュフロー経営に関してお話してきた訳ですが、ご理解頂けましたでしょうか?キャッシュフロー経営が回るようになれば、経営基盤が強固なものとなり、真の企業価値向上につながると思います。ハードルは高いかもしれないですが、着実に前進していきましょう。

  • なお、今回の内容はキャッシュフロー経営のごく一部にすぎません。注目のIFRS(国際財務報告基準)による影響も気になるところです。今回お話しできなかった部分について、機会があればとり上げて行きたいと思います。

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