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株式会社バローホールディングス様 SuperStream導入事例
導入事例

「POSITIVE」「STAFFBRAIN」「SuperStream-NX」「GroupVision」を導入いただいたお客さまの事例や提案事例、導入日誌をご紹介します。

導入事例
株式会社バローホールディングス
会計統合ソリューションをグループ企業に順次導入し
業務効率化と経営戦略にリンクして活用できる
会計システムを実現
業種 チェーンストア事業 業務 財務会計
導入ソリューション SuperStream-NX

導入前の背景や課題

古川 哲也 氏古川 哲也 氏
株式会社コアサポート
取締役 業務統括部 兼
システム部 部長

多様な業態のシナジー効果を発揮するためにも
グループ全体の会計システムを統合し会計データを経営に生かしたい

バローホールディングス様は、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、スポーツクラブの各事業を展開するほか、農産物の生産、食品の製造・加工、物流、調達など、多様な機能をグループ内の企業が担う、製造小売業を目指しています。

バローホールディングス様に加え事業会社7社の合計8社は、2018年4月より『SuperStream-NX』を活用する会計統合ソリューションを順次導入しています。事業を取り巻く環境について、コアサポート取締役の古川哲也氏は次のように語ります。

「これまでお客様の近くに店をつくり、多店舗展開してきました。しかし、人口は頭打ちになり、近年は人手不足による人件費や建築費が高騰するなど、事業環境は良いとは言えません。また共働きや単身世帯が増え、まとめ買いへと購買スタイルも変わってきました。ドラッグストアは、お客様の近くに出店する余地がありますが、スーパーやホームセンターについては、大型店舗に豊富に品揃えし、広域からお客様を集める店舗づくりに変えています。そのため、商品力を付けることに取り組み、多様な業態を持つグループシナジーを生かし、地域のお客様に支持される店づくりに注力しています」

バローホールディングス経営企画部次長の石川良宏氏は、新システム導入のねらいを、こう述べます。

「ホールディング制に移行後は、会計システムを4グループに分離して利用してきました。その後、2016年にシェアードサービス会社のコアサポートが設立され、業務委託を受ける体制に変わりました。いろいろな会社の会計業務を1つのシステムで取り扱えないと、作業の割り当てや業務効率化が難しくなります。ところが、既存の会計システムには余裕がなく、次世代のための場所もない環境でした。そのため、どうしても新しい会計システムが必要でした。実際、データの種類とボリュームも増え、レスポンスやデータ出力が遅くなり、手作業でフォローする場面も増えてきました。そこで、新会計システム入れ替え時には、グループ全体で会計システムを統合し、迅速な会計処理でデータを経営に生かせるようにしたいと考えていました。

またシステム的な課題では、サブシステムをいろいろと作っていて、連携部分をスクラッチで作ってもらったり、Excel利用で頑張ったりしていましたので、これを解消することも大きな目的でした。さらにハードも、OSがバージョンアップすると会計システムが動かなくなるというタイミングを迎えており、導入が迫られている状況でした」

選択のポイント

石川 良宏 氏石川 良宏 氏
株式会社バローホールディングス
経営企画部 次長

求める機能に対するフィット率が最も高く
カスタマイズせずに業務をうまく組み立てられる点を評価

古川氏は、新会計システムの導入に際し、選定ではどのようなことを重視したのか、そのポイントを挙げます。

「2つあります。1つは、グループ経営のできる会計システムであること。グループ内には小売りだけでなく、製造や物流企業などもありますから、いろいろな会社の業務を網羅できる機能があるかをポイントとしました。もう1つは、パッケージをそのまま使いたいという希望を実現できるかどうかでした。法改正があっても、プログラムを手直しするのではなく、バージョンアップで対応して使えることを前提としました」

バローホールディングス様は、新会計システム構築にあたりITベンダー9社に声を掛けました。

鷲津 充彦 氏鷲津 充彦 氏
株式会社コアサポート
業務統括部 経理2課

「NECおよびNECソリューションイノベータの提案を選んだ最も大きな理由は、想定している業務に必要な機能項目に対して『SuperStream-NX』のフィット率が最も高いことでした。そうは言っても、現行手作業でやっている業務をカスタマイズなしで、どこまで減らせるのかと思っていましたが、当初私たちが想像していたよりもフィット率が高く、うまく業務を組み立てられるのではないかと思いました。

会計システムは、最終的な利用目的は同じです。そこにたどり着くための手法が、業務の考え方とかけ離れていると何ともなりませんが、その点についてもギャップはなく、マスターの組み方次第で何でもできるという印象を持ちました」(石川氏)

実際の導入時に尽力したコアサポート業務統括部経理2課の鷲津充彦氏は、当時の状況を次のように語ります。

「開発は三次に分けて行い、至急導入したいと希望するグループ企業4社には先行して導入を進めました。導入予定日が近いので、スケジューリングには苦労しました。『SuperStream-NX』の機能は、以前のシステムに比べて高度ですが、その分マスターの設定にはかなり気を遣い、工夫もしました。またサブシステムとの連携の部分に関しては、NECソリューションイノベータに支援してもらいながら工夫して進めていきました」

導入後の成果

月次処理や決算業務に要する時間が短縮され多様な業態に対応する統合の仕組みを
グループの武器として活用することが可能に

システム稼働後の効果について、石川氏は次のように述べます。

「定量的に数字として明確に出してはいませんが、次のような実感があります。例えば、月次の締めが終わり損益計算書を配布するという時、旧システムだと年を追うごとにデータ量が増えていたので、“出していいよ”と言ってから配布まで半日かかっていました。それが現在では、昼に締めれば夕方には手元に届けられます。月次の締めが終わり、次の作業に入るまでの時間が短縮できたのはとてもありがたく、今後店舗が増えたとしても、処理時間が急に増える心配もないので安心していられます。

通常業務でもそうですが、特に決算期に資料作りを行う場合、データの抽出を行う際のレスポンスが改善され、非常に速くなりました。出力の方法もバリエーションがあるので、作りたい資料に見合う出し方ができるようになりました。このように準備段階に要する業務時間が大分短縮できた点を高く評価しています。

定性的な効果は、あくまで感覚的なものですが、いろいろな業態の会社に対応できる仕組みを持っていることが、今後のわれわれの武器になっていくと思っています。今後もグループの自力での出店だけでなく、M&Aも積極的に行っていきます。対象となる会社の規模によっては『SuperStream-NX』を利用したほうが、作業量やデータの制御という点で大きな改善が見込まれる場合は、積極的に導入していくつもりです。このように、いろいろな業態の会社が仲間入りしても、すぐに会計を統合できることがグループ全体の強みになると考えています」

「会計システムの統合が完了すると、次は紙からデータへということで、ワークフローシステムの導入をNEC様と進めています。統合された仕組があり、すべてきれいなデータで上がってくるシステムをワークフローで実現できれば業務は格段に効率化できると思っています。例えば、支払いや帳票なども順にデータ化していきます。コアサポート設立後も新たな会社が何社か仲間入りしましたが、今後も業務の効率化を進めることで業務量を変えず、現有のスタッフで対応していけるスキームをつくるつもりです」(古川氏)

「私は経理が専門で、これまで会計システムでNECグループと直接仕事をする機会はありませんでしたが、当社の仕組みや導入目的に対する理解が深く、『SuperStream-NX』であればこうできますよと、事情を飲み込んで提案してくれ、何か困った時でも素早く提案してくれました。さらに、何か起こったときでも対応が迅速なので、スムーズに導入が進んでいます。二次、三次と進んでいく時も、経験を踏まえて事前に起こることを想定して提案してくれた点は、とてもありがたいと思っています」(石川氏)

「業務をしっかりと見てくれ、『SuperStream-NX』で、こう解決できると提案してくれるので、本当に導入は順調でした」(鷲津氏)

鷲津 充彦 氏SuperStream-NX プロジェクトメンバー

「NECグループには、2003年にバローの基幹システムの構築からずっと当グループのシステムに携わってもらっています。15年以上の付き合いの中で大きな問題もなく、非常にスムーズに導入や運用が行われています。また当グループの事業内容や考え方もよく分かっているので、多くの言葉を要することなく理解して提案してくれます。非常に良いパートナーになっているので、これからも変わらない付き合いをしていきたいと思っています」と、古川氏は締めくくりました。

NEC 営業担当者の声

徳嵩 大司徳嵩 大司
日本電気株式会社 東海支社
中部産業営業本部

バローホールディングス様からは、事前に会計の基盤を一つにして、シェアードサービスの会社を立ち上げたいというお話しをうかがっていました。

そこで、受け皿となるキャパシティがあること、いろいろな業態に対応できることの2点を考慮して最適なパッケージを探しました。『SuperStream-NX』を選んだのは、この2点を満足することに加え、NECグループ内にSE基盤があり、しかもこれまでに豊富な導入実績があることでした。

われわれは、今回の導入について、会計パッケージの単なる置き換えとは考えていませんでした。バローグループ様が将来の事業展開をどうされたいのか、そのために会計パッケージをどのような趣旨で導入されるのか、次のこと、さらに次の次のことまで考え、ご提案しました。この点を評価していただけたのではないかと思います。

その一例として、今回のプロジェクト期間中にコアサポート様の内部に、『SuperStream-NX』に関わる自社運用のスキルを蓄積してもらい、迅速に対応できるようにすることも一つのプロジェクト目標にしました。一次、二次、三次とプロジェクトが進んでいくうち、皆さんの努力によってスキルレベルが上がったのを見て、NECグループの支援のレベルを段階的に落としていきました。この点も、プロジェクト成功の一つと、評価してよいのではなかと思います。

NECソリューションイノベータSEの声

藤村 香藤村 香
NECソリューションイノベータ株式会社 東海支社
第三ソリューション事業部 人事会計グループ

プロジェクトスタート時は、8社共通ということでしたが、業態が非常に多様なので、考え方も各社で違っていました。この点を各社のプロジェクトメンバーの方々が話し合い、共通化してくれ、協力してくれたことがプロジェクトの大きな成功の要因だったと思います。

皆さんは日常業務をやりながらの作業なので、かなり遅くなることもありました。そこで、できるだけ皆さんがやれる範囲で行える作業スケジュールを調整する工夫をしました。

いずれにしても、皆さんの協力があったからこそ、スムーズな導入ができたと、とても感謝しています。

動画バローホールディングス様 導入事例

バローホールディングス様 導入事例(1/3) [02:30]

バローホールディングス様 導入事例(2/3) [01:17]

バローホールディングス様 導入事例(3/3) [02:44]

お客さまプロフィール

株式会社バローホールディングス

株式会社バローホールディングス

所在地:
岐阜県恵那市大井町180番地の1
設立:
1958年7月(2015年10月1日付でホールディングス制に移行し「株式会社バロー」より商号変更)
Webサイト:
http://valorholdings.co.jp/
事業内容:
チェーンストア事業およびそれに関連する事業を営む会社の株式を保有することによる当該会社の事業活動の管理(2019年3月1日現在、事業会社が展開する店舗数:スーパーマーケット290店舗、ドラッグストア379店舗、ホームセンター36店舗、スポーツクラブ143店舗、ペットショップ22店舗、その他6店舗 合計876店舗)
※株式会社コアサポートは、グループ企業の経営管理業務の受託事業を行う会社。

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