【2021年度決定版】POSシステムとは?仕組みや歴史、最新POSシステムのメリット・デメリットを徹底解説

POSシステムは、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアといった小売業のほとんどに導入されています。卸売業から仕入れた多様な商品を扱う小売業では、販売管理をするために欠かせないシステムです。そこで本コラムでは、そもそもPOSシステムとは何なのか、その定義・種類・歴史・仕組みなどをおさらいしながら、近年最新のPOSシステムの機能やメリット・デメリットを解説します。
小売業向けPOSシステム・トピックス【2021年度決定版】POSシステムとは?
仕組みや歴史、最新POSシステムのメリット・デメリットを徹底解説
本コラムでは、POSシステムとは何なのか、その定義・種類・歴史・仕組みなどをおさらいしながら、近年最新のPOSシステムの機能やメリット・デメリットを解説します。
POSシステムは、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアといった小売業のほとんどに導入されています。卸売業から仕入れた多様な商品を扱う小売業では、販売管理をするために欠かせないシステムです。そこで本コラムでは、そもそもPOSシステムとは何なのか、その定義・種類・歴史・仕組みなどをおさらいしながら、近年最新のPOSシステムの機能やメリット・デメリットを解説します。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するために必要なシステムの総称です。POSシステムは、販売形態や購買行動の変化に伴って進化を続けています。
また、新型コロナウィルスに伴う外出自粛の影響により、消費行動ではECサイトの利用が増え、それに対応するために既存のPOSシステムを刷新する企業も増えています。
まずは、POSシステムについての知識をおさらいしていきましょう。
POSとは「Point of Sale」の略称で、日本語では「販売時点情報管理」と訳します。つまり、小売店の商品が販売された時点の情報を管理するものです。
「POSシステム」は、店舗の商品管理から売上情報、消費者の購買行動などのデータを集計するためのハードウェアからアプリケーションまでを総称したものです。
一般的にはアプリケーションのことを表す用語として用いられることが多いのですが、店頭のハードウェアに搭載されているシステムから、本部のサーバー側機能までを含む用語として用いても問題ありません。「どの店舗で、いつ、どのような商品が、どのような価格で、いくつ、どのような顧客に販売されたか」といった情報を収集できるシステムの総称を「POSシステム」と呼びます。
POSには、「POSシステム」のほかに「POSレジ」という用語も使われます。双方の違いは、POSシステムが「POSの仕組みの総称」であるのに対し、POSレジは「POSシステムの仕組みの一部」です。POSシステム全体のなかで、POS機能(アプリケーション)とそれを搭載するハードウェアを合わせて称する用語として使用されます。
POSレジは、小売店で売上が発生したときに、商品の種別や価格などの商品情報を読み取り、レシートへ印刷するといった機能をアプリケーションとハードウェアで実現します。
POSに関連する用語を簡単にまとめると、次のようになります。
用語の定義に関してはややこしい印象がありますが、ほとんどの場合これらは総称して「POS」と呼ばれています。
POS端末には、大まかに以下のような種類がある
一体型
一体型は、POSレジ機能が搭載された端末に「レシートプリンター」やバーコードを読み取る「リーダー」などの周辺機器が一体化したものです。一般的なスーパーマーケットやコンビニなどで利用されているタイプをイメージすると分かりやすいでしょう。
商品の管理から自動釣り銭機能、金額表示や決済機能(クレジットカードや非接触IC決済、ポイント機能など)が、ひとつの端末で利用できるPOS端末です。近年では、高機能かつ小型化が進んでおり、省スペース化が実現されています。
フリーレイアウト型
必要な周辺機器を選択できるPOS端末です。POSレジ機能が搭載された端末に、必要な周辺機器を自由に組み合わせられます。
店舗のコンセプトやスペースに合わせたレイアウトの構築に最適です。
PC型
一般的なPCをPOS端末として利用するタイプです。アプリケーションを起動すればPOSシステムを利用できるほか、一般的なPCで使えるメールやスケジュール管理、勤怠管理や顧客分析なども併用できます。
POSシステムを一般的なPCの一部の機能として利用できるため、店頭での販売や接客時にはPOSシステムとして、一般業務ではPCとして使えます。そのため、POSシステムで集計・分析した結果を企業へメールで報告する作業もPC1台で可能です。
ハンディ型
POSレジ機能を手軽に持ち運べることが最大の特徴です。飲食店の店内や、宅配サービスで広く活用されているタイプで、長時間持つバッテリーがあることや導入コストが安価であることもメリットだと言えます。
タブレット型
iPadやAndroidなどのタブレット端末にPOSレジ機能をインストールして利用するタイプのPOS端末です。持ち運べるPOSシステムとして、飲食店や個人商店などにも導入されています。
搭載されるPOSレジ機能はクラウドサービスタイプのものが多く、タブレットに入力される売上のデータはネットワークを通して集計・分析を行います。ハンディ型よりもバッテリーの持ちや耐久性が劣るというデメリットはありますが、汎用的なタブレットにPOSレジ機能をインストールできるため、端末のコストや導入機器を自由に選択できるメリットもあります。
POSシステムのタブレット型については、下記記事に記載していますので、ぜひご覧ください。
タブレットPOSレジとは?POSレジにタブレット型が活用される背景とそのメリット・デメリットを解説
POSシステムは、小売店で活用される少額取引の金額表示をする「レジスター」として登場したものが、時代とともに進化したものです。世界最初のレジスターは、1878年にアメリカのカフェ経営者によって生み出されました。その背景は、カフェで働く店員が頻繁に売上金をごまかすといった事態を防ぐことだったとされています。
それから約30年後には日本にも少しずつレジスターが導入され始め、1970年代には、取引金額を確認する機能に加えて、詳細な商品管理ができる「POSシステム」がアメリカで開発されました。大手コンビニエンスストアがPOSシステムの導入とともにバーコードの導入も進めたことで、「バーコードを読み取って商品管理をする」というスタイルも定着していきました。その後、取引から商品管理までをデータ管理できるようになる、1878年に誕生したレジスターはPOSシステムとして開発・導入が進んだのです。そして、現在では、収集されたデータをもとに経営分析を行う基盤として、あらゆる業種で導入されています。
まず、POS端末がバーコードをスキャナーで読み取ることで、商品名や値段などがPOSシステムのデータと照合されます。次に、照合されて決済が完了した結果はPOSシステムで売上情報として蓄積されます。
蓄積されるデータには以下のようなものが挙げられます。
また、ポイントカードを発行して個人情報も管理している場合には、以下のような情報も蓄積されます。
一例として、複数の店舗を持つ小売店でのPOSシステムの流れを見てみましょう。
このような仕組みで集計されたデータの分析結果は、経営戦略に役立てられます。
従来の決済方法は、現金でのやりとりが主流でした。しかし、近年のIT技術の活用がPOSシステムにも大きな変化をもたらしています。例えば、クレジットカードやQRコード決済などを代表するキャッシュレス決済は、多くの人が利用する決済手段となりました。
クレジットカード決済やQRコード決済を受け付けるためには、店舗側のPOSシステムが外部システムと連携する必要があります。また、システム間で連携が実現していない場合には、店員が店舗のPOSシステムと外部システムの双方に決済情報を入力しなければなりません。決済方法に選択肢が増えたことで、「どのような方法で決済するのか」という選択肢がシステムに盛り込まれたのです。
また、店舗のPOSシステムは、店員がPOS端末をオペレーションする有人レジから、顧客自らがバーコードの読み取りから決済までを完結させるセルフレジへの移行が進んでいます。さらには、消費者のECサイトの活用も増えたため、従来のPOSシステムとECを連携した機能も搭載され始めているのです。
このように、決済方法の多様化や外部システムとの連携を補うために、POSシステムの機能は日々高度化しています。
NECが考えるDX時代の小売業の姿とは?NECが掲げるコンセプト「Smart Retail CX」と、多様なチェックアウトを実現するPOSアプリ「NeoSarf/POS」の活用事例をダウンロードいただけます。
DX時代の小売業の在り方とは~OMOによる顧客体験の向上に向けて~
それでは、ここからPOSシステムの主な機能を見ていきましょう。従来のPOSシステムの機能と、最近の機能の特徴を分けて解説します。
従来のPOSシステムの機能は、売上情報の管理を中心とした基本的なもので、データ分析やキャッシュレス決済への対応は含まれていません。
売上情報の管理
POSシステムに必要な機能のひとつが売上情報を管理する機能です。
仕入れた商品の売上を管理することで、小売店全体の売上を把握できます。例えば、複数店舗があるならば、すべての店舗の売上をPOSシステムで管理し、店舗ごとの売上を確認することで、売上の低い店舗の経営戦略に役立ちます。
また、商品ごとの売上を集計することで、どのような商品が高い売上を上げているのかが分析できます。顧客情報と紐付けしている場合は、誰にどのような商品が売れているかまで細かく把握することで、売れている商品を多めに仕入れるべき店舗の判断ができます。
売上情報の管理機能については、下記記事に記載していますので、ぜひご覧ください。
POSシステムで売上管理が効率化する!売上管理の定義や目的からその必要性と利用シーンを解説
在庫状況の管理
売上情報管理以外の機能としては、在庫状況管理機能が搭載されているものもあります。これは、各店舗で売れた商品を管理することで、在庫状況を店舗ごとに把握できる機能です。
在庫が少なくなれば、状況に合わせて仕入れの数を調整するといった判断材料として活用できます。また、在庫が余っているようであれば、各店舗の在庫状況を調べることで、店舗間での在庫調整もできるようになります。
店員の勤怠管理
POSシステムで勤怠管理をして、人事データを連携する機能を搭載したものもあります。複数の店舗を有する小売業でも、勤怠を一括管理できる機能です。また、人事システムのマスターデータベースを連携すれば、一人ひとりの勤怠管理や人事給与システムとの関連付けを行い、人事業務の効率化を図ることも可能になります。
ただし、在庫状況管理や勤怠管理機能については、必ず搭載されている標準機能ではありません。POSシステムでまとめて管理したいという企業と、システムを分けて運用したいという企業(POSシステムの万が一のトラブルに備えて)に分かれるところです。
最新POSシステムには、従来の機能に加えて、次々と新しい機能が搭載されています。それは売上データの分析機能や、多様化するキャッシュレス決済に対応する機能です。
売上分析
売上分析は、日々の売上を蓄積し、店舗ごとの売上や企業全体の売上を分析する機能です。
売上分析は、単に日々の売上を把握するという目的だけでなく、店舗ごとあるいは企業全体の売上を把握し分析することで、経営戦略に役立てることができます。
キャッシュレス決済対応
近年急速に普及したクレジットカードやカードタイプの電子マネー(ICカードなど)、スマホ決済などの多様なキャッシュレス決済に対応する機能です。
POSシステムとキャッシュレス決済システムを連動させることで、例えば、スマートフォンで提示されるバーコードを読み取って行う決済方法にも、POSシステムでスムーズに対応できます。
キャッシュレス決済/各決済サービスブランドの利用状況や評価に関するインターネット調査を実施。
2020年版 一般消費者におけるキャッシュレス利用実態調査レポート
POSシステムの基本や機能を踏まえたうえで、ここからはPOSシステムを導入するメリットとデメリットを確認していきましょう。
POSシステムを導入するメリットには、以下が挙げられます。
お客様の購買行動の利便性向上
店員がPOSシステムを操作するスピードや多様化する決済方法への対応によって、お客様が商品を購入する際の会計時間を短縮できるため、購買行動の利便性につながります。
例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでのお客様の購買行動は、会計時の所要時間にも大きく左右されるといわれています。お客様がレジに長時間並ぶような状況が発生した場合、購買をあきらめるお客様も出てきます。しかし、待ち行列が発生せず、お客様が望む決済方法をスムーズに実行できれば、顧客満足度アップにも大きく貢献するでしょう。
POSデータとBIツールの連携
POSシステムを導入しデータを活用することで、分析結果を根拠とした商品の回転率向上や顧客の取り込みを行うことができます。
お客様の消費行動が大きく変化している現代、単に売上管理と在庫管理をするだけでは、競合に打ち勝つための競争力を高めることはできません。また、店舗の売上だけではなく、インターネットを利用した小売りサービスであるECサイトを導入している企業にとっては、データの活用は必須です。
POSシステムで収集される膨大なデータを、BIツールと連携して分析することで、企業としての迅速な意思決定が可能になります。
近年、あらゆる業種の企業が取り入れ始めたDX(デジタルトランスフォーメーション)においても、データドリブン経営の基礎となるデータマネジメントは必須です。小売業においても、POSシステムで収集した膨大なデータをBIツールで分析するような、データをもとにしたデータドリブン経営は必要不可欠なことなのです。
POSシステムとBIツールについては、下記記事に記載していますので、ぜひご覧ください。
POSデータとは?その定義やデータの種類からPOSデータの活用例を解説
在庫の最適化
POSシステムを導入することで、複数の店舗を展開する企業でも在庫管理の一元化が可能になります。小売業では、仕入れた商品在庫を長期間抱えることは避けるべき事態です。
そこで導入したいのが、POSシステムを利用したデータ管理です。店舗ごとの在庫管理はもちろん、企業全体としての在庫を最適な状態に保つことができます。また、商品の販売個数と在庫数を完全に把握することで、データをもとにした仕入れや発注中止などを迅速に判断できるようになります。在庫状況はPOSシステムの情報を活用し自動的に更新されるため、管理工数の削減にもつながるのです。
オペレーションの簡素化でミスを軽減
操作性の良いPOSシステムを導入することで、店員のオペレーションを簡素化できます。
例えば、テンキーを使って商品価格を入力するレジスターの場合、入力や操作手順のミスが発生する可能性が高くなります。一方、バーコードをスキャンするだけで商品情報を読み取れるPOSレジならば、人の操作手順が簡素になりヒューマンエラーを防ぐことができます。
できるだけ直感的に操作できるPOSシステムを導入することで、人的ミスのリスクを軽減できるのです。
コストの削減
現場に合ったPOSシステムを利用することで販売業務の効率化が実現され、コストの削減につながります。レジのオペレーションが効率化されれば、お客様1人当たりの対応時間も短縮できますので、POS端末を操作する販売担当者を減らすこともでき、人件費の削減につながります。また、セルフレジを導入することでも、人件費削減につなげられます。
POSシステム導入には多くのメリットがありますが、その一方で導入することによるデメリットがあることも把握しておきましょう。
POSシステム導入に初期費用や運用コストがかかる
POSシステム導入のデメリットとして挙げられるのは、初期費用や運用コストがかかるということです。初期費用に関しては、主に機器やシステムの購入料金や設置費用が考えられます。また、運用コストについては、システムのアップデートやメンテナンスといった保守にかかるコストを想定しておく必要もあります。
停電や故障が発生した場合に混乱する可能性がある
どのようなITシステムや電子機器にも共通しますが、POSシステムでも停電や故障によるリスクがデメリットとして挙げられます。万が一のリスクに備えて緊急時のマニュアルを用意しておくといったように、混乱を最小限にとどめる施策も必要です。
POSシステムは、さまざまなベンダーから提供されていますので、多くの選択肢があります。自社に適したシステムを選定するための基準を明確にしておきましょう。
POS端末やシステムのオペレーションは、直感的で使いやすいものを選んだ方がよいでしょう。「高機能であること」だけを基準にした場合、操作方法を覚えるための教育コストや、複雑な操作によるヒューマンエラーが起こるリスクが高まる可能性があります。
POSシステムは、店舗の販売現場においても、データを管理するシステムオペレーションにおいても、直感的に操作できて使いやすいものを選択し、教育コスト削減とオペレーションミスのリスク軽減を図りましょう。
POSシステムの利用方法は、店舗や商品、対応する決済方法の種類によって異なります。
一体型ですべての機能や周辺機器が整っているPOSシステムよりも、自社の環境に応じてカスタマイズできるPOSシステムを導入した方が効率的な場合もあるのです。
ですので、店舗環境(スペースやスタッフの人数など)によって組み合わせをカスタマイズできる拡張性が必要か否かを明確にしておくことが大切です。
システム導入で優先的に確認しておきたいのは、保守のサポート体制です。ちょっとしたトラブルでも迅速に対応してくれるサポート体制が整ったベンダーの選択がおすすめです。
トラブル時のサポート体制は、選定基準として必ず設けておきたい項目だと言えます。
POSシステムの一例として、ここではNECの製品を紹介します。
NECのPOSシステムは、最低限必要なPOSシステムの機能はもちろん、ECやキャッシュレス、セルフレジなどの最新ニーズに対応しています。
店舗のほかにECサイトも運用している小売店ならば、ECとPOSを連携して「店舗在庫」と「EC在庫」を一元化し、在庫量の適正化を実現できます。
例えば、ECとPOSを連携することで、お客様がECサイトで注文した商品を店舗で受け取るといったように、お客様の購買行動の効率化に役立ちます。また、お客様がECサイトで注文した商品の在庫がない場合には、在庫のある店舗をシステムが自動的に判断して、ほかの店舗からお客様が受け取る店舗へ商品を出荷するというような、スムーズな連携が可能です。
NECのPOSシステムでは、有人レジとセルフレジをスムーズに変換できます。
例えば、有人レジとセルフレジを併設している状況でも、お客様の混み具合によってボタンひとつでセルフレジを有人レジに切り替えることが容易にできます。逆に、販売員が少ない場合には、有人レジをボタンひとつでセルフレジに切り替えられるため、人手不足の解消にも有効に活用できます。
NECのPOSシステムは、プリンター一体型モデルからフリーレイアウトモデル、タブレットタイプまでさまざまな形態のPOS端末に対応しています。そのため、さまざまな店舗環境に適したハードウェアを選択できるという魅力があります。
例えば、タブレットタイプのPOS端末ならば、専用スペースが不要です。NECのPOSシステムはハードウェアフリーという特長を持っており、NEC製品だけではなく、PCやタブレットをはじめとした他社製ハードウェアでも動作します。
タブレットタイプについては、下記記事に記載していますので、ぜひご覧ください。
タブレットPOSレジとは?POSレジにタブレット型が活用される背景とそのメリット・デメリットを解説
NECが考えるDX時代の小売業の姿とは?NECが掲げるコンセプト「Smart Retail CX」と、多様なチェックアウトを実現するPOSアプリ「NeoSarf/POS」の活用事例をダウンロードいただけます。
DX時代の小売業の在り方とは~OMOによる顧客体験の向上に向けて~
消費者行動や決済方法などの大きな変化に伴い、POSシステムにもさまざまな機能が搭載されています。
キャッシュレス決済やセルフレジは、すでに多くの店舗に導入され始めていますし、顔認証だけで決済できるシステムが普及すれば、無人の店舗も多くなるでしょう。
顔認証決済の導入が進めば、お客様が顔認証後に入店して商品を選び、そのまま店舗を出ると自動的に決済されるといったスタイルも可能になります。小売業者は、販売員の配置を必要最小限に抑えることができますので人員コストの削減ができ、お客様はストレスフリーな購買行動が可能になるでしょう。
POSシステムとは、POSレジやPOS端末などのハードウェアからアプリケーションまでを指す総称です。一般的には「POS」と称されることも多いPOSシステムは、店舗ごとの商品管理や売上情報、お客様の購買行動をデータ化して把握・分析するための重要なシステムで、経営戦略を練るうえでも欠かせません。キャッシュレス決済やECサイトとのデータ連携も重要になった現代、データドリブンな企業経営のためにもPOSシステムの導入は必要不可欠なものだと言えるでしょう。
NeoSarf/POSは、小売業に必要な機能を搭載した導入しやすいPOSシステムです。
小売業向けPOSソリューション「NeoSarf/POS」製品概要
小売業向けPOSソリューション「NeoSarf/POS」は、店舗運用に必要な機能をパッケージでご提供します。特にPOSレジシステムはNEC製POS専用機以外にも他社POS専用機・PC・タブレットにも対応。これにより、M&Aなどによる統合・合併時、ハードウェア老朽化時でも一つのPOSソフトウェアで管理が可能になるため、IT資産管理業務の効率化を支援します。