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輸配送管理システム(TMS)ULTRAFIX・導入事例
「ULTRAFIX」で高精度な
フレキシブル物流

ケーブル物流費にメス・配送とコストの「見える化」・効率化プラス環境対策
といったテーマについて紹介しています。

概要

効率的で高品質な配送は、業種、業態を問わず重要な経営課題となっている。勘や経験に依存した人手による配送計画の立案は、優れている点も多いものの、膨大な手間と時間を要するだけでなく、妥当性の管理が難しい。また改正省エネ法の施行により、荷主、運輸事業者にも中長期的なエネルギー削減計画の策定と報告が義務付けられたため、企業における物流部門のミッションは、コスト削減だけでなく、物流データを厳密に把握、管理することも求められるようになった。
このような環境のもと、存在感を増しているのが配送計画支援システムだ。NECソリューションイノベータの「ULTRAFIX(ウルトラフィックス)」は、フレキシブルなシミュレーション機能や直感的でわかりやすい操作、柔軟なカスタマイズが評価され、着々と導入実績を伸ばしている。その中から、長い歴史を持ち、電線・ケーブル事業から発展してきたフジクラの導入事例を紹介しよう。

導入ケーススタディー

最適な配送計画と物流費の「見える化」、人手依存改め配車業務要員25%削減

フジクラは二〇〇五年に創業百二十年を迎えた。その間、先進の技術と高い信頼で社会の発展に貢献し、現在では電力やプラント向けのケーブル機器はもとより、電子電装、情報通信の分野に大きく事業を広げている。人間で言えば還暦を二度繰り返したフジクラでは、〇五年を第三の創業と位置付け、次の六十年に向かって新たな経営理念のもと、市場に独自の価値を提供する「顧客価値創造型」事業の展開、すなわち、お客様に商品でなく価値をお届けする企業へと変革に取り組んでいる。

ケーブル物流費にメス

当社は、情報通信部門では、FTTH(Fiber to the Home)に代表されるブローバンド市場に対しては光ファイバー、光部品、ネットワーク関連機器を、電子電装部門ではユビキタス・ネットワークの進展に伴うデジタル家電や携帯機器分野向けにFPC(フレキシブルプリント配線板)、極細同軸、コネクター、印刷型回路基板を、さらにはエネルギー部門では産業電線等を、当社の持つ色々な製品技術の組み合わせによる総合的な配線技術ソリューションなど様々な商品を提供しておりますが、こと物流費においては、電線・ケーブルの輸送費が国内物流費の七〇%以上を占めています。
この事業は、グループを含め国内に事業所(工場)が六カ所、物流拠点が九カ所ありますが、お客様や世の中の物流に対する要求がますます厳しくなり、物流費が大きな問題となっています。受注から製造、出荷、会計の業務については様々なシステムを構築し効率化してきましたが、物流に関しては、ほとんどメスが入っておらず早急に手を打つ必要がありました。〇二年から様々な物流プロジェクトを立ち上げ精力的に改革に取り組み始め、その中の一つに物流システムの改革もスタートしました。

システム部企画担当 西村 英了氏

システム部企画担当
西村 英了氏

配送とコストの「見える化」へ

ものづくりの世界ではJIT(ジャスト・イン・タイム)が常識化しており、当社も例外ではありません。例えば都心で電力ケーブルの敷設工事があると、敷設する直前の何時何分に持ってきて欲しいという依頼がきますが、大きなドラムに巻かれているケーブルを前日から道路に置いておけません。また手配も細かくなっており手配数がどんどん増えています。これらに対応する配送計画は、もう人手では難しいのです。
また、いまどこに荷物がきているのかという問い合わせに答えるトレーサビリティー(流通経路追跡)への要求も強まっています。これらの要求に対し、配送の「見える化」は必要不可欠だったのです。そこでこれらの課題を解決できる有力なツールである「ULTRAFIX」を導入し、情報活用することでグループでの最適で効率的な配送計画が実現できました。
またもう一つの課題であるコストの「見える化」。例えば、以前は人手に頼り、トラック単位で運賃を把握する程度で、特定の商品の輸送費をチェックする場合は、一枚一枚伝票を手作業でめくる作業をしておりましたが、今回のシステム導入で伝票単位にコストが「見える化」され、物流費がきめ細かく把握できるようになりました。

トレーサビリティーが向上、営業など関係部署からも荷物の状況がひと目でわかる

トレーサビリティーが向上、営業など関係部署からも荷物の状況がひと目でわかる

効率化プラス環境対策

〇三年度に新しい配送計画、自動運賃計算機能の全物流拠点への展開を終えました。その結果、当社系列であるフジクラ物流の配車業務要員を合計二十人から十五人に減らすことに大きく貢献できました。これは大きな効果です。また配車に要する作業も、配送伝票をトランプのように束ね、重量を電卓で計算し、これとこれを組み合わせるという具合に配送計画を立てていましたが、これも必要なくなり大幅な時間短縮ができました。さらには、路線運送業者とのEDI(商取引情報の標準化、オープン化)により、運賃入力の手間が大幅に削減されるとともに、トレーサビリティーが向上しました。営業からの問い合わせがなくなり、予想以上の効果が出ています。
配送とともに、倉庫業務の改革も行ってきました。若洲(東京都江東区)の物流センターでは、自動搬送倉庫とケーブル切断機を組み合わせ、出荷指示入力すると出荷時間順に自動搬送クレーンが保管棚から搬出し、切断・出荷作業を行っています。業界最先端の自動倉庫と今回のシステムを組み合わせ、この面でも効果が出ています。
当社は、一九九二年に制定した「フジクラ地球環境憲章」に沿って環境保全運動を実践していますが、物流面でも積極的に取り組んでいます。モーダルシフトはJRのターミナルからの距離を考えると難しい面もありますが、今後の課題であることは間違いありません。昨年四月に施行された改正省エネ法では荷主として輸送時に排出されるCO2を中長期に削減する計画の策定と報告を義務付けられております。これに必要な情報も、新システムからすぐに取り出せます。
これからの物流システムは、単に効率化だけでなく、省エネ、共同配送、積載率向上などの環境対策を行うことが社会的責任を果たすことにもつながり、さまざまなデータをデジタル化することが必須になっているのです。これからも新しい配送システムを進化させることで、物流課題の解決に大きく貢献してくれると思います。

より効率的に、より速く、きめ細かくベテランだけに依存しない最適配車

物流の現場ではコスト削減とサービス品質の向上に加え、環境対策という両立困難な課題も加わり、卸、小売り、メーカーを問わずモノを動かすあらゆる企業にとって運送業務を一元管理するTMS(運輸管理システム)、WMS(倉庫管理システム)を両輪にした物流効率化を迫られている。
これまでの人手による配車計画立案では、考慮すべき物流制約が多く複雑なためベテラン担当者の勘と経験に頼るか、委託先運送会社にすべてを任せがちになる。このため第三者からは計画の妥当性が判断できず、本当にこれ以上物流コストは削減できないのか、自社の物流戦略に沿った配車が行われているのかもわかりにくい。また計画立案そのものに時間がかかるため、受注締め時間の制約、倉庫内作業にも響く。さらに、だれもができるわけではないので担当者が休めない、人件費が固定化するという問題も出ていた。

テキストテキストテキストテキストテキスト

NECソリューションイノベータの物流ソリューションは、配車計画立案に要する時間短縮と精度向上に焦点を当て、物流の総合的なスループット(単位時間当たりの処理能力)向上を実現するのが最大の狙い。配送計画支援システム「ULTRAFIX」は、車両台数を削減できないか、積載率・回転率をもっと上げたい、配車をだれにでもできる作業にしたい、問い合わせに即答できるようにしたい――などの課題にきめ細かく対応する。
具体的には地理的条件、時刻指定、庭先条件などの物流制約を加味しつつ、「いつ、どこへ、何を、いくつ」という出荷指示情報をもとに、「どのトラックで、どんなルートで」配送するかという意思決定を強力に支援する。これを実現するのが既存の配車計画立案者の高度なノウハウをデータベース化した独自アルゴリズム(処理手順)による計画立案エンジンで、精度の高い配送計画を高速自動計算することが可能。「ULTRAFIX」は、画面を見ながら直感的かつスピーディーに計画が作成でき、様々な条件の確認やルート変更などのシミュレーションも画面上でわかりやすく行えるのも特長。
「ULTRAFIX」は現在、家電小売り、飲料、食品メーカー、石油卸、、部品メーカー、運輸・倉庫業など多彩な業種で五百サイト以上の納入実績があり、倉庫内作業効率化、遅配・誤納品防止、デポ処理能力向上、運賃締め処理のリアルタイム化などの効果を上げている。また五月には配車アルゴリズムが全面刷新された。共同配送・積み合わせ輸送・調達物流といった多様な輸配送形態でも自動配車を可能にするとともに、配車効率も従来比一〇%向上するなどバージョンアップによる機能強化、性能向上が実現した。

日経MJ紙面広告 事例紹介(2007年6月29日発行)より転載

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