暮らし

地域に暮らす一人ひとりの日常の営みを支え、より良いものにしていくためには、デジタル化が加速する社会において、誰一人取り残さず、一人ひとりが活躍できる機会づくりが欠かせません。
活動を通して「人」に寄り添い、これからの社会を担う次世代の「生きる力」を育む一助となることや、人々の心身の健康(Well-beingな状態)を支えることを目指しています。

教育

Future Generations Relations活動(職場見学受入への協力)

「テクノロジーで叶えたい未来」を推進テーマとして、将来世代と企業の対話の接点をつくる取り組みです。未来を担う将来世代を重要なステークホルダーとして捉え、継続的に対話をしていくことで将来世代の意見や考えを学び、その知見を経営に活かしていくことを目指しています。

一例として、地域の小中高生を対象とした職場見学受け入れを行い、最新技術やプログラム作りの体験を通してプログラミングの楽しさや可能性に触れることで、「テクノロジーで叶えたい未来」を想像していただいています。活動の際は経営層も積極的に関わり、将来世代との交流を図っています。

未来を担う「将来世代」との対話

NECわくわくプログラミング教室

地域に根差した全国規模のICT企業として、主に小学生を対象としたプログラミング教室「NECわくわくプログラミング教室」を全国展開しています。ビジュアルプログラミング言語ScratchやViscuit、ロボットKUBOを使って、実際に自分でプログラム作りを体験することで、プログラミングの楽しさを知って持ち帰っていただいています。2007年に九州から活動が広がり、これまでに160件以上の講座を開催し、延べ6,100人以上の児童に体験していただきました。

※「Scratch」はMITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループによって開発されました。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。

<主体的に本教室を開催している社員の声>
はじめはボランティアとして参加し、その後は自ら企画して本教室を開催させていただいています。最初はパソコン操作に不慣れで不安そうにしている子どももいますが、講義が終わる頃には笑顔いっぱいで楽しそうに遊んでいます。ほんの数時間で、子どもたちの成長を目の当たりにできるのが楽しいです。
また、地域の方との関係を深めることができるのもとても良いです。そして、プログラミングに興味のある仲間と知り合えることも魅力の一つです。仲間同士で情報を交換して、さらに活動を広げていけるのが楽しいです。
小学校のプログラミング必修化を受けて需要も増えると思いますので、引き続き、ボランティア活動を続けていきたいと考えています。本活動をますます広げていくためにも事業化を目指したく、パートナーを募集中です!

e-ネットキャラバン活動への協力

近年、多発しているインターネットを取り巻く社会課題の解決に貢献するため、総務省と文部科学省が運営参画している「e-ネットキャラバン」に2017年6月から全社体制で協力しています。本活動は、インターネットの安全・安心な利用に向けた啓発を目的に開催される、児童生徒を対象とした全国規模の出張講座です。全国で約110人の社員が認定講師として登録されており、各地の小中学校からの依頼に応じて出張講座を行っています。これまでに600を超える講座を引き受け、延べ65,000人超の児童生徒、延べ16,000人超の保護者や教職員に対する情報リテラシー教育に貢献しました。本活動への協力が認められ、これまでに16名の社員が運営事務局からの感謝状を受けています。

new windowe-ネットキャラバンについて

<感謝状の贈呈を受けた社員の声>
安全・安心・効率・公平な社会の実現に向けて、「IT技術」とともに必要なのが「利用者の知識」であり、これらは両輪です。
社会のデジタル化が急速に進み、情報リテラシー教育のニーズは年々高まっています。本活動への協力は、私たちが目指す社会の実現にとっても重要な活動です。次世代を創る本活動、ぜひ一緒に進めましょう!

絵本を届ける運動への協力

2002年から、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が主催する「絵本を届ける運動」に協力しています。1999年に始まった本活動は、絵本と接する機会を増やし、絵本を通してアジアの子どもたちの識字率向上につなげるため、日本で出版された絵本に現地語の翻訳シールを貼り付けて届ける活動であり、2024年に25周年を迎えました。
毎年、全国で200名前後の社員が参加し、絵本にラオス語、ビルマ語などの訳文シールを貼りつけています。完成した絵本は翌年の2月に旅立ち、順次アジア各国の子どもたちのもとに届けられています。
当社としては、2002年から2023年までで計5,971冊の絵本を返送いたしました。

new window絵本を届ける運動について(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会サイト)

文化(企業メセナ)

NECソリューションイノベータ管弦楽団定期演奏会

NECソリューションイノベータ管弦楽団による地域貢献活動として、2018年から年1回、ティアラこうとう大ホールで同楽団による定期演奏会を開催しています。演奏会内では「誰もが安心して暮らせる街 江東区」をテーマにしたチャリティ活動も行い、集まった寄付金を全額、江東区社会福祉協議会に寄付しています。

<楽団の声>
定期演奏会では多くの方に足を運んでいただき、本当にありがたく思います。定期演奏会のお見送り時に"生の音楽は良いね"との声をいただいたり、お客さまの笑顔を拝見すると、とても幸せな気分になります。今後も地域の方に喜んでいただける演奏を目指していきたいと思います。

スポーツ

パラスポーツ観戦・ボランティア

障がいの有無等に関わらず、誰もがスポーツを楽しめる社会づくりを目指し、NECグループとして各種パラスポーツ大会を応援すると共に、各種ボランティア活動に協力しています。

マラソン大会ボランティアへの協力

地域のマラソン大会において社員が運営ボランティアとして協力し、大会の円滑な運営に貢献しています。主にコース誘導員や荷物預かり受付等の協力を行っています。