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事業を揺るがす災害や危機は何時訪れるかわかりません。BCP無くして事業継続なし。BCP策定は今や事業活動にとって「必要条件」といえます。しかし、BCPの策定は、災害・危機対策に向けた第一歩であり、さらに重視すべきは「十分条件」を満たす取り組みです。
策定したBCPは真に使えるものになっているのか。組織の隅々まで浸透・定着したものとなっているか。あらゆる状況を想定し、その時、その状況に対して、事業現場が臨機応変に対応できるものになっているか。とりわけ、BCPの初動を担う現場リーダーの役割は重要です。
既にBCPを策定されている企業・団体においても、BCPに不十分な点や重大な問題点はないか、「実効性」をものさしにBCPの見直し、再強化に取り組まれる動きも見られます。
本セミナーは、「今こそ本気のBCP」をキャッチフレーズに、現場への徹底無くして真に使えるBCPは無しとの視点から、企業・団体様の危機管理対策の見直しにお役立ていただきたく開催させていただいきました。おかげさまで当日は満席で開催。危機管理対策を担当される皆様の関心の高さを改めて確認した次第です。
どんなに立派な計画を策定してもそれを実際に動かす現場リーダーが組織にいなければ計画は絵に描いた餅になり、実効性を失います。鍵を握るのは、現場を預かるリーダーの実践能力です。
第一部では、企業における危機管理とBCPを考えるうえでの重要な情報ソースとして国内において高い支持を得ている専門誌『リスク対策.com』の中澤編集長を講師にお迎えし、現場リーダーに必要な防災・危機管理の心得について講演していただきました。
「防災・危機管理の心得としてとりわけ重要なことは何か。現場リーダーには何か求められているのか。90 分をかけて一緒に考えていきたい」という言葉で始まった講演。アジェンダは以下のとおり。BCP において求められる組織力とリーダーシップについて、貴重なものの見方、考えかたをご教授いただいた90 分でした。具体事例を交えながらのお話に聞き入り、熱心にメモをとられていた参加者の姿が印象的でした。
中澤編集長講演のアジェンダ
第二部では、当社BCPコンサルタントである角道より、BCPを実際に取り組み運用していくにはどのようなことに注意すべきか、その要点を紹介させていただきました。
角道がこれまで相談を受けた事例、コンサルティングを行ってきた事例などを踏まえ、BCPを作ったものの実効性の面において問題や課題が見られるケース、現実的な対応を十分に考え切れていないケースに共通するポイントとして、大きく以下の8つのポイントに分けて紹介。
「BCPはできていると思っていても細部に見落としがある場合がある。これら8つのポイントを自組織に当てはめて考え、現場視点で細部にまで踏み込んで実効性の検証と見直しをかけてほしい」と角道は強調。
また、BCPの見直し・改善を進めるうえでの具体的な指標として「BCP成熟度」という考え方を提案。BCPに数値目標を持たせることにより、BCPの現状の把握と目標の見える化を行うことで、より効果的なBCP運用が可能になるとし、その指標としてぜひ「BCP成熟度」を活用していただきたいと説明。これを機会に、このレポートをお読みの皆様にも当社からの新たな提案としてぜひ一度ご検討いただきたく思います。
当社では、BCP活動の最適化に向けたご支援をすべく、人、モノ、金、情報、時間についてそれぞれ統合的なリスクマネジメントが必要と考え、BCP、内部統制、情報セキュリティの3領域をカバーした統合的なリスクマネジメントコンサルティングサービスをご提供しています
また事業環境、事業ネットワークの再構築から、業務・情報システムの改革などについてもご支援が可能です。
セミナーの締めくくりでは、コンサル推進グループの桑原より、これら当社コンサルティングサービスについてその要点を紹介させていただきました。
BCP・リスク対策コンサルティングサービス
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/bcp/