Cloud版サービス型会計ソリューション
SuperStream-NX Cloud
会計の領域は、各種会計基準や税務に準拠する必要性が高く、業務プロセスも標準的なプロセスが支配するため、標準化されたクラウドサービス活用に適した領域です。サーバーやソフトウェアの保守、法改正対応の煩わしさからも解放され、会計に携わる方は本来の会計業務に、会計システムに携わる方は競争優位を生み出すシステム領域や企画・利活用に専念できます。クラウドサービスを利用することにより、国内外問わず、新会社設立やM&A時に新規導入に時間をかけずに短期で立ち上げられる、グループ共同利用を契機に標準化推進・合理化・効率化を実現できる、さらにデータ・電子帳簿の安全性・保全性を確保できるなどのメリットを享受できます。
サービス概要
当社が提供するSuperStream-NX Cloudのサービスの内容・範囲は、下記のように「提供形態」「提供機能」「ライセンス」によって設定されます。
利用イメージ
提供形態
当社が提供するSuperStream-NX Cloudは、ニーズにあわせて下記2つのご利用形態が選べます。
- 利用形態内容
- シングルテナント型クラウド環境上に1企業ごとに専用の仮想サーバ、ソフトウェア、データベースなどをご用意いたします。
- マルチテナント型クラウド環境上の仮想サーバ、ソフトウェア、データベースなどを複数の企業で共有いたします。
- ※アドオンユースも可能です。
- データセンターに割り当てた仮想OS上に、SuperStream-NXおよびDB環境をユーザ単位で割り当て
- インターネットVPN環境によりセキュアな状態で接続
- On-Premiseと同等の柔軟な運用(カスタマイズ・アップグレード時期の選択)が可能
- データセンターにて、同一筐体(サーバ)・同一DBの中でマルチテナントとして、複数の会社と共同で運用
- SSL環境のインターネット接続で低コストでの利用が可能
- 原則として個別カスタマイズ・アップグレードの選択は不可
ライセンス
業務分野、利用者の利用レベル(※1)、ライセンス(数)の組み合わせは任意で選択可能です。
- 利用権限利用機能範囲
- Standard伝票入力・承認・照会・マスタ登録機能(全機能利用可能)
- Limited伝票入力・承認・照会(一部機能)
- Employee経費精算利用時の申請・承認
- ※利用者ごとに提供機能/ライセンス利用権限を設定していただきます。
クラウド利用メリット
御社に限らず、NX Cloud導入による財務会計のクラウド化を検討されている企業は増えています。
ここではクラウド化によるメリットについて再整理してみました。
“持たないから手にできる”3大メリット
- システム導入の初期費用や毎年の保守費用を大幅に抑え、月額料金で固定化
- ソフトウェア資産を持たず「費用扱い」として経理処理が可能
- HW/OS/DBを自社で用意し、メンテナンスすることからの解放
- セキュリティ・ウィルスの対策や最新のIT基盤(64bit)へ追随
- アップグレードはクラウド側にて行うので、ユーザサイドの作業負担はほぼゼロに
- 頻繁な制度改定(IFRSのコンバージェンス)などにも迅速な対応が可能
NX Cloud利用による具体的なメリット
- ローコスト
- オンプレミスと比較して、低コストで導入・利用が可能
- 資産を持たないため、オフバランス化・資産管理軽減が可能
- ※月額利用料でサービスの提供が受けられます
- メンテナスフリー
- 自社内でのアップグレード作業は不要
- データの安全性確保
- 制度改正に迅速に対応
- スピーディー
- 初期設定(マスタ)のテンプレートを予めご用意
- テンプレート導入により短期間での運用スタートが可能
オンプレミスとCloudのTCO比較
オンプレミス比50~60%のTCOに圧縮
オンプレミスとCloudの立上げ期間比較
オンプレミス6ヶ月以上に対し、最短2ヶ月
- ※カスタマイズがない標準導入のケースでの統計比較
NX Cloud導入運用を通したメリットイメージ
以下のような課題解決に向けてアクションを起こそうとされている企業様にはとくにおすすめです。
会計クラウドサービスが最適な選択肢となるケース
- グループ会社全体での合理化(統合・集約・統制・再配分)
標準化・共通化されたサービスを手早く活用するクラウドは、有用な選択肢です。 - 経営スピード(経営判断支援、M&A)
営幹部が容易にデータを把握、検討できるようにすることは、経営の意思決定支援の迅速化につながります。 - 被災想定のもとでの会計情報保全、日常会計業務の早期復旧
信頼のできるデータセンタを背景にしたCloud版の利用は、BCPの観点からみれば、“会計業務基盤、会計情報の災害時保険”ともいえます。
お客様導入事例
A社様
事業内容 : 食品製造・販売、店舗の企画・運営
既利用システム : 統合業務パッケージSuperStream-CORE
導入システム
SuperStream-NX Cloud 一般会計・管理会計/支払管理/固定資産管理
導入経緯
- お客様より、“クラウド化への対応”をキーワードに既存会計システム(統合業務パッケージSuperStream-CORE)の再構築について打診をいただく
-
ご要望事項
- 1. BCP対策
お客様の事業所はハザードマップ上、危険地域に所在 - 2. 運用保守作業の軽減
お客様にてシステム環境を保持せずに行えるシステム運用体制への移行 - 3. バージョンアップ作業、システム維持管理の容易化
- 1. BCP対策
ご提案システム
- 上記、ご要望を満たすシステムとして、サービス型会計ソリューションSuperStream-NX Cloudをご紹介。
- クラウドによる運用保守作業の軽減、既存のCOREデータの容易な移行に加え、移行にあたってのコストメリットについても評価をいただく。
→「オンプレミス+DC」移行とのTCOを比較するとNX Cloud移行は約1/2程度。 - COREからNX Cloudへの移行は一見コスト増になるのではと懸念されていたが、お客様ご自身が当初“クラウド化への対応”によって得たいメリットとして挙げられていた[安全性]、[維持管理・作業負荷軽減(CORE保守料との比較)]など、トータルにご検討いただいた結果、Cloudへの移行に踏み切っていただけた。